2015年7月にWindows 10がリリースされ、標準のブラウザーがMicrosoft Edgeになりましたが、当初はEdgeの機能拡張のためのインターフェースが封印されていて、なにかと不便な状況でした。
今年リリースされたWindows 10 Anniversary Updateではようやく拡張機能が解禁されましたが、パスワードマネージャー「1Password」のものはリリースされずじまいで、やっぱり不便な状況が続いています。
これがようやく解決に向かう模様。
Microsoft Edgeの1Passwordアドオン
今週、MicrosoftのEdge開発チームが以下のツイートをしました。
We're happy to announce we're working closely with 1Password to release a preview extension to Insiders – lighting up the required APIs soon
— Microsoft Edge Dev (@MSEdgeDev) 2016年11月21日
1Password用拡張機能のインサイダー向けプレビュー版のリリースに関して1Passwordの人たちと作業してるよ。必要なAPIをもうすぐ有効にするよ。というような内容。
まだプレビュー版の段階なので、われわれエンドユーザーに製品として届くのはしばらく先になりそうですが、個人的にEdgeの一番の懸案事項が解消に向かっているということで安心しました。
Windows 10がリリースされてから約1年間はEdgeのパスワードマネージャーを使うなどして意地になってEdgeを使い続けていましたが、iOSとの併用で不便なことが多くて、最近はChromeと1Passwordの組み合わせでばかり使うようになっていました。
このツイートに対する人々の反応は「やっとか」とか「よっしゃー」とか「enpassも頼む」というものが多いようです。
パスワードマネージャーのEdgeへの対応はLastPassが先行していますが、LastPassは自社サーバーで管理しているパスワード情報を盛大に漏洩した前科があるので、いまいち信用できません。
1Passwordの方は、UIはぜんぜん垢抜けないし、PVのおじさんのシャツもクシャクシャですが、パスワード情報を自分で管理できるのと、今でも買い切りで(=月額課金じゃなく)利用できるので、当分は1Passwordを使っていきたいと思います。
以上、1PasswordのMicrosoft Edge用拡張機能がリリース間近という話でした。
リンク:AgileBits