MicrosoftのIT部門のレポートによると、Microsoft社内の9万6,000ものユーザーがすでにWindows 10に乗り換え済みとのことです。
移行の速さもすごいけど、それでちゃんと仕事が回ってるのはもっとすごいです。
ユーザー目線でも参考になる情報。
MicrosoftのIT部門のレポート
MicrosoftのIT部門はビジネス領域でのWindows 10への乗り換え事例として社内ユーザーの乗り換えについて詳しいレポートを公開しています。
Microsoft IT Showcase 「Deploying Windows 10 at Microsoft as an in-place upgrade」
https://www.microsoft.com/itshowcase/Article/Content/668
めちゃくちゃ長いので細かいところまでは読んでいませんが、たとえばアプリケーションの互換性テストの項目では、ウェブベースのアプリケーションはInternet Explorer 11を適切に設定して(エンタープライズモードやサイトリストモードを使いつつ)使えば100%パスした、というようなことが書かれています。
過去のOSでは乗り換えにどのくらいの期間掛かったかということも紹介されていて、Windows 7では1年で80%、Windows 8では8か月で95%、Windows 8.1では3か月で95%というふうに、順調に期間を短縮してきているのがわかります。
そしてWindows 10では4週間で85%、9週間で95%です。すごいです。
既存のOSをスキップせずにアップグレードしてきているので、アップグレード前のOSのバージョンが揃っているとか、古すぎてスペックが足りてないハードウェアが無いといった好条件もあると思いますが、それにしても手際が良いです。
私の職場だと、新しいOSがリリースされてから年単位の準備期間を置いて、その間にアプリケーションの互換性テストとか古いハードウェアの置き換えなんかをしてから、ようやくみんなでアップグレード。その頃にはすでに次のOSがリリースされている。という感じなので、スピード感がぜんぜん違います。
さて、すでにMicrosoftで働くほとんどの人がWindows 10を使っていることは、日常業務で使うレベルならWindows 10が十分に使えることを示しています。
私も毎日使っていますが、これと言って困ったことはありません。
Edgeが苦手なサイトでInternet Explorerを使うくらいです。
ようやく完成の域に近づいたスタートメニューや、コールドスタートの速さなど、Windows 7や8.1から確実に進化していますので、早めにトライされるのが良いかと思います。
Windows 10への無償アップグレードができるのは2016年7月28日までです。
無償アップグレードの方法はこちら。
https://kiritsume.com/how-to-clean-install-free-upgraded-windows10/
https://kiritsume.com/easier-way-to-clean-install-free-upgraded-windows10/