BIGLOBE SIMがようやく大容量プランを導入してくれました。
今回追加されたのは通信容量20GBと30GBの2つのプランです。
BIGLOBE SIMの弱点が補強されたと思います。
BIGLOBE SIMの20GB/30GBプラン
BIGLOBE SIMは高速通信の最大容量を20GBまたは30GBとするプランを追加しました。
この結果、BIGLOBE SIMのプランは次のとおりとなりました。
従来の最大容量は12GBで、メール・テキスト主体のSNS・音楽やラジオ・短時間の動画視聴には十分な容量でしたが、アプリのダウンロードやOSのアップデートや長時間の動画視聴などまでカバーしようとする人にとっては心許ない容量でした。
今回追加されたプランによって、BIGLOBE SIMをよりハードに使えるようになるわけで、なるべく安い料金で多くの通信を行いたいユーザーにとって、非常にありがたいプラン追加です。
エンタメフリー・オプションとの使い分け
さて、BIGLOBE SIMには「エンタメフリー・オプション」というサービスがあって、月額480円(税別。音声SIMの場合)を支払うことで、YouTube、Google Play Music、Apple Music、AbemaTV、Spotifyの利用分が高速通信の容量にカウントされなくなります。
このサービスを使えば大容量プランなんて必要ないと思うかもしれませんが、エンタメフリー・オプションには穴があります。
対象コンテンツが限られている
上に書いたとおり、現時点でエンタメフリー・オプションの対象は一部の動画配信サービスと音楽配信サービスに限られています。
TwitterなどのSNSに直接貼られた動画や写真は対象外なので、スマホ・タブレットの使い方によっては、十分な効果がない場合もあります。
SIMごとに料金が発生する
BIGLOBE SIMには「シェアSIM」というサービスがあり、1つの契約で最大5枚までSIMを利用できます。(メインのSIM1枚とシェアSIM4枚)
メインの契約の高速通信容量を全体で分け合うことで、SIMごとに契約する場合と比べて料金を安くできるというありがたいサービスです。
家族で利用したり、一人で複数枚のSIMを利用したりする場合に便利なのですが、エンタメフリー・オプションを利用する場合、その料金はSIMカードごとに発生します。
5枚のSIMカードで480円ずつ払うと合計2,400円。それだけ払うなら、いっそ大容量プランにした方が用途の制限もなく、便利に使えるはずです。
高価なスマホは通信容量を気にせずに使いたい
スマホの大容量通信については、先日こういう記事が出ていました。
ITmedia Mobile 「スマホの通信容量20GBプランでも使い切ってしまう人たちは何に使っているのか」
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1702/15/news036.html
(Wi-Fi環境があるのに)Wi-Fiをオンにし忘れたままアプリを更新してしまうのはどうかと思いますが、容量制限をほとんど気にせずに使えるのは良きことだと思います。
6GBや12GBというわりとあっさり到達してしまう制限があることで無意識に外出先での通信を控えたり、利用するサービスを限定したりということがあると、何のために高価なスマホを持っているのかという疑問も芽生えます。
今年の後半に出ると言われているiPhone 8は、一説には最も安いモデルが1,000ドル(11万円以上)だと言われています。
appleinsider 「Apple’s ‘iPhone 8’ to replace Touch ID home button with ‘function area,’ start at $1,000」
http://appleinsider.com/articles/17/02/15/apples-iphone-8-to-replace-touch-id-home-button-with-function-area
こんな高価なものを2〜3年で使い潰すのに、通信容量をケチって自ら使い方を制限してしまうのはもったいないかもしれません。
というわけで、BIGLOBE SIMの大容量プラン、検討してみようかと思います。
リンク:BIGLOBE SIM