今週からスペイン バルセロナで開催されているMobile World Congress 2017(MWC 2017)ではスマートフォンを中心としたモバイル・デバイスの新製品がじゃんじゃん発表されています。
その中から注目のアイテムをピックアップします。
Nokia 3310は是が非でも手に入れたいです。
LG G6
まず、LGのフラッグシップ「LG G6」です。
昨年のG5はジェイソン・ステイサムを起用したぶっ飛んだCMと拡張モジュールで機能を追加・変更できるギミックが一部で話題になりましたが、今年のモデルは画面サイズを大胆に変えてきた意欲作です。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Android 7.0 Nougat |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 821 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32GB or 64GB、MicroSD(最大2TB) |
ディスプレイ | 5.7インチ、2880 x 1440ピクセル |
カメラ | フロント:5Mピクセル、リア:13Mピクセル+13Mピクセル |
バッテリー | 3,300mAh |
サイズ・重量 | 148.9 x 71.9 x 7.9mm、163g |
その他 | 防水・防塵、指紋センサー、QuickCharge 3.0、HDR 10対応 |
画面の縦横比が2:1になっていて、Instagram向きの正方形画像をぴったり2枚表示でき、カメラの撮影機能もそこに重点を置いたUI設計になっている模様です。
どちらかというと、本体の横幅を狭くしたいという要求が先にあって、そのために2:1を採用したら正方形写真向きのUIを作りやすくなったという感じです。
本体の横幅は狭い額縁とも相まって71.9mmに抑えられていて、男性なら片手で安定して持てるサイズになっています。
また、この画面サイズは映画などで16:9でもまだ上下の黒くなる部分が多かったのを、少しだけ緩和してくれるという効果も期待できます。
プロセッサーはG5のSnapdragon 820に対してわずかなアップグレードに留まっています。
各社ともカメラの機能と性能に力を入れる傾向が強まる一方で、プロセッサーについてはLGも後述のHuaweiも少し控えめな仕様になっているところが興味深いです。
Huawei P10 / P10 Plus
続いて、Huaweiのフラッグシップモデル「P10」と「P10 Plus」です。
Huaweiは少し前からライカブランドのカメラを売りにしていますが、今回もカメラ機能を前面に押し出して突っ張っています。
項目 | P10 | P10 Plus |
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OS | Android 7.0 Nougat | Android 7.0 Nougat |
チップセット | HiSilicon Kirin 960 | HiSilicon Kirin 960 |
RAM | 4GB | 4GB or 6GB |
ストレージ | 32GB or 64GB or 128GB、MicroSD(最大256GB) | 64GB or 128GB、MicroSD(最大256GB) |
ディスプレイ | 5.1インチ、1920 x 1080ピクセル | 5.5インチ、2560 x 1440ピクセル |
カメラ | フロント:8Mピクセル、リア:20Mピクセル+12Mピクセル | フロント:8Mピクセル、リア:20Mピクセル+12Mピクセル |
バッテリー | 3,200mAh | 3,750mAh |
サイズ・重量 | 145.3 x 69.3 x 6.98mm、145g | 153.5 x 74.2 x 6.98mm、165g |
その他 | 指紋センサー | 防水・防塵、指紋センサー |
リアカメラは20Mピクセルのモノクロセンサーと12Mピクセルのカラーセンサーを組み合わせたデュアルカメラになっていて、2つのセンサーの画像を合成して約2倍のハイブリッド・ズームを実現したり、モノクロセンサーだけを使った上質なモノクロ写真撮影ができたりします。
P10 Plusはリアカメラのレンズの解放絞り値がF1.8の明るいレンズになっていて、名前もP10の「Leica Dual-Camera 2.0」に対して「Leica Dual-Camer 2.0 Pro Edition」という豪華仕様です。
また、今回からフロントカメラもライカを名乗るようになりました。
というわけで、HuaweiはLGと違って、前モデル(P9 / P9 Plus)から各部をブラッシュアップした正常進化という印象を受けます。
Nokia 3310
Nokiaブランドで発売される変わり種、Nokia 3310です。
Nokia 3310は49ユーロで販売されるフィーチャーフォン(ガラケー)で、GSM 900 / 1800しかサポートしないので日本では使えません。というか、2017年現在、900MHz/1800MHzのGSMサービスを維持している国がどこなのかさっぱりわかりません。
中国やインドやベトナムあたりでは今でも使えるのでしょうか。
きっと自分で使うことはないでしょうが、あの着信音が鳴る端末が新たに発売されるというのなら、ぜひとも1台ゲットしたいです。
Sony Xperia XZ Premium
そして、本命のSony Xperia XZ Premiumです。
他社がプロセッサーまわりのアップグレードを控えめにする中、今使える最高のパーツを投入して、全方位的な進化を遂げたXperiaのフラッグシップです。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Android 7.1 Nougat |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 835 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB、MicroSD(最大256GB) |
ディスプレイ | 5.5インチ、3840 x 2160ピクセル、HDR対応 |
カメラ | フロント:13Mピクセル、リア:19Mピクセル |
バッテリー | 3,230mAh |
サイズ・重量 | 156 x 77 x 7.9mm、195g |
その他 | 防水・防塵、指紋センサー |
完全にやりすぎた感じの、「これ買っとけば間違いない」というスペックです。
5.5インチの4Kディスプレイというのがどのくらいインパクトがあるものなのか想像もつきませんが、店頭に並んだらぜひ目にしたいですし、あまり高くないようならできれば手に入れたい。
960fpsの超々スーパースローとか、撮影ボタンを押す直前から何枚か連続撮影してベストショットを逃さないとか、動作・写真撮影の機能面の進化がおそろしいです。
やっぱりスマホはカメラで選ばれるということでしょうか。
というわけで、お金があれば全部ほしい、Mobile World Congress 2017で発表された新製品についてでした。
国内での発売はしばらく先になりそうですが、海外で発売されたら続報したいと思います。
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