AirPlayでiOSデバイスの音声をオーディオやスピーカーに飛ばすなら、「音量を自動調整」はオフにしないとガッカリだという話です。
AirPlayを使うなら「音量を自動調整」をオフにしよう
我が家ではオーディオプレーヤーにPioneerのN-30というモデルを使っていて、もっぱらPC/MacのiTunesやiOSの「ミュージック」アプリからのAirPlayで音楽を再生しています。
(N-30にはDLNAサーバーの音源を再生する機能がありますが、専用のアプリがへぼすぎるので全く使っていません)
N-30のアナログ出力をプリアンプに接続し、そこからパワーアンプを経てスピーカーから音が出るわけですが、下流がしっかりしていれば音質的にはほぼ満足できるものになるようで、3万円ほどで買ったN-30をしつこく使い続けています。
さて、iOSデバイスの「ミュージック」アプリの設定には「音量を自動調整」という項目があり、これをオンにしておくと楽曲間の音量の違いをアプリがうまく均してくれます。
iPhoneをカーナビに使う場合、この設定をオンにしておくと、ナビの案内音声と音楽の再生音量のバランスが良くなるので、深く考えずにオンにしたまま使っていました。
ある日、自宅で音楽を聴いていて、PCのiTunesからAirPlayを介してN-30で再生した場合と、iPhoneの「ミュージック」からAirPlayを介してN-30で再生した場合で、全く同じ音源でも音量が違うことに気づきました。
いろいろ試してみたところ、犯人は「音量の自動調整」でした。
AirPlayで接続したときはソース側(PCのiTunesやiPhone)の音量調節は効かず、音量調節はすべてプリアンプで行うようになっていることから、「音量を自動調整」の影響も受けないと思い込んでいましたが、そうではなかったようです。
「音量を自動調整」をオンにしておくと、再生経路で余分な音量操作が行われてしまうということなので、音質に対して悪影響です。
というわけで、AirPlay経由でちゃんとしたオーディオで音楽を再生する場合、iOSの「音量を自動調整」はオフにすべきだという話でした。
「音量を自動調整」をオフにする手順は、「設定」アプリの「ミュージック」で。
「音量を自動調整」のスイッチをオフにすればOKです。
本論とはまったく無関係ですがAirPlayつながりで、2月に注文したOppo Sonica DACは一向に発送される気配がありません。一体どうなっているのか。