iPad Pro 10.5インチモデルを毎日のように持ち歩いて使っています。
普通に事務作業をしている限りは8時間以上バッテリーが保つので、充電・給電の必要を感じることはあまりないのですが、泊まりで出かけたり、長い間乗り物に乗ったりするときには、8時間では足りないことがあります。
そんなとき用にAnkerの大容量モバイルバッテリーを買いました。そのレビューです。
Anker PowerCore 20100mAh モバイルバッテリーのレビュー
20100mAhというとiPad Pro 10.5インチモデルをまる2回充電できるくらいの容量です。(iPad Pro 10.5インチのバッテリー容量は3.77V x 8134mAh = 約30.8Wh、PowerCoreは3.6V x 20100mAh = 約72.4Wh)
iFixit「iPad Pro 10.5インチの分解」
出かける前にiPad Proをフル充電しておくと、電源がない場所でも24時間以上運用できることになります。
東京からサンパウロまで、乗り継ぎの待ち時間込みで、寝ずにぶっ通しで作業できるくらいの電力ということになります。
そんなAnker PowerCore 20100mAhはこんな箱に入ってやってきます。
中身はみっちり入っています。
取り出すとこのとおり。
バッテリー本体、ポーチ、バッテリーを充電するためのケーブル、ドキュメントです。
天面にはAnkerのロゴとバッテリー残量を示す4連の青いLED。
側面の一つにバッテリー充電用のmicroUSBが1ポートと、機器を充電するためのUSB Type-Aポート(メス)が2ポートあります。
コネクターの面から角を曲がったところに電源ボタンがあります。
機器を接続するだけで自動的に給電が始まる場合があるので、充電が始まらない場合にはこのボタンを押して充電スタートさせるという感じの使い方になります。
20100mAhという巨大容量ですが、フットプリントは意外と小さくて、iPhone 7よりやや細く、30%くらい長い。
重さは実測で356g。ポーチも10g未満なので、持ち運びが辛いということはありません。
iPad Proもまずまずのスピードで充電
Apple製品はAnker独自の高速充電技術「PowerIQ」に対応していないのですが、それでもまずまずのスピードで充電してくれるようです。
試しにiPad Pro 10.5インチモデルを、バッテリー残量62%の状態からPowerCore 20100で充電してみると、満充電までの時間はおよそ1時間35分でした。
ずっと同じペースで充電できるとすれば、iPad Proをゼロから充電したとしても、4時間少々で済むことになります。
もちろんiPad Proに給電しながら使うこともできるので(その場合は充電のペースは落ちますが)、実用上困る場面はなさそうです。
PowerCore自身の充電にはけっこう時間がかかる
PowerCore自身の充電がどうかというと、5V/2A出力のACアダプターを使って、残量メモリ1(4つのLEDのうち1つが点灯する状態)からフル充電までに、約9時間掛かりました。
ゼロから充電すると14時間以上掛かるという話もありますので、フル充電が必要な場合はちゃんと2A出力のあるACアダプターを使い、時間に余裕を持って充電をスタートするのがいいでしょう。
以上、Anker PowerCore 20100mAhのレポートでした。
とにかく大容量が必要という方におすすめの1台です。
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