2017年モデルのiPhoneを持っている人は、すぐにワイヤレス充電器を買うといいです。
すごく楽で快適です。
ワイヤレス充電の愉悦
ワイヤレス充電というのは、こういう充電用のパッドの上に充電したいものを置くと電磁誘導の働きで充電ができてしまうという技術です。
このパッドはSpigenのF302Wという一番安いモデルで、ワイヤレス充電パッド全体で見ても名のあるメーカーのものとしては最安レベルの製品ですが、iPhone Xを充電するのに何の不満もありません。
Spigen F302Wについて
パッド本体のサイズはおよそ83 x 74 x 4mm(縦 x 横 x 厚み)で、非常に薄いので机の上に常設しても邪魔な感じがありません。
本体には、四角の上の辺に給電用のmicro USBポートが、同じ辺の左端に状態表示用のLEDがあるのみです。
micro USBケーブルは同梱されていますが、ACアダプターは別売りなので、適当なものを用意する必要があります。
5V/2Aの出力が必要ということなので、私は以前紹介したdodocoolのものを使っています。
dodocool USB充電器 40W 5ポート(Amazon)
LEDは待機状態では赤(点灯)、充電中は青(点滅)、うまく充電できていない場合は赤(点滅)となります。
いったん設置してしまえば、あとはただiPhoneを置くだけでいつでも充電可能。充電のたびにわずらわしいケーブルの取り回しを気にする必要がなくなります。
この機種の良いところは、上にあげたサイズの小ささ・薄さと、給電用のケーブルがmicro USBであること(専用のコネクターだったり、取り外せないケーブルじゃないこと)です。
汎用のmicro USBケーブルを使えるので、設置したい場所に合わせて適切な長さのケーブルを選択でき、設置場所の美観を損ねません。
ケーブルの抜き差しからの解放
ワイヤレス充電全体の利点としては、Lightningケーブルの抜き差しをしなくてよくなることがあげられます。
最近のiPhoneはホームボタンが感圧式になったり(iPhone 7以降)、ホームボタンそのものが廃止されたり(iPhone X)して、日常的に物理ボタンを使うことがほぼなくなりました。
イヤフォンジャックもなくなったので、ケーブルの抜き差しは充電時のLightningケーブルくらいですが、ワイヤレス充電を使えばこれも不要になります。
Lightningケーブルはケーブル側のコネクターがしっかりしているせいで、丁寧に抜き差ししないとiPhone側のコネクターが傷んでしまいそうな怖さがあります。コネクター周辺に傷がつかないかという心配もありますね。
メカスイッチや電気接点は使うごとに劣化していくのが避けられない運命なので、できることならずっと触れずに済ませたいパーツです。
ワイヤレス充電を使えば、これらのパーツはほぼ使われることがなくなって、きっと故障リスクも下がることでしょう。
それから、ワイヤレス充電を使うようになると、iPhoneに同梱されているACアダプターやケーブルが不要になります。
iPhoneを買ったり・売ったりを繰り返すような方は、同梱アクセサリーに一切手を触れずに済ませられるようになって、ほんの少しですが手間を削減できます。
あとは、カフェやレストランやカラオケや車のダッシュボードなど、出先で比較的長時間過ごすような場所にワイヤレス充電器が普及すれば、モバイルバッテリーすら不要になって完全ケーブルレスを実現できます。
世界平均と比べて日本でのシェアがとても高いiPhoneシリーズがワイヤレス充電に対応したことで、日本でもこうした動きが始まるはず。
というわけで、半信半疑のワイヤレス充電を実際にやってみたらとても快適だったという話でした。おすすめです。
リンク:iPhone X(Apple)
リンク:iPhone X(ドコモ)
リンク:iPhone X(au)
リンク:iPhone X(ソフトバンク)