仕事でタイのバンコクに滞在しています。今回は滞在中の支出を細かく管理したいと考えて、あらかじめちょうどいいアプリを探しておきました。「Zaim」です。
これは便利。
海外旅行の支出管理はZaimで
「Zaim」は世に数多あるオンライン家計簿サービスの一つで、PC/Macはブラウザーで、iOS/Androidでは専用アプリで利用できます。
リンク:Zaim(ザイム)
私はメインの家計簿にWindows用のプラトのマスターマネー 6、アカウントアグリゲーションにはMoney Forwardの無料プランを利用していますが、今回Zaimを選んだのにはわけがあります。それは、日本円以外の通貨を選べることです。
Zaimの設定画面には通貨選択の項目があり、数が多すぎて全部は数え切れないのですが、アゼルバイジャンやボツワナの通貨まで選べるので、日本人が行きそうな場所の通貨は網羅されているのではないかと思われます。
今回はタイの通貨バーツ(THB)に設定したZaimにすべての出費を記録するのが目標です。
旅行中は現金による支払いが多いような気がする
さて、なぜ今回わざわざZaimを導入してまでタイバーツでの記録にこだわったかという話です。
日本で暮らしているとほとんどの支払いをクレジットカードとSuicaなどのプリペイドカードで済ませられるので、前者は後日カードの明細を確認して、後者はチャージのタイミングで、それぞれ家計簿に記録すれば、大体の用は足りるわけです。
しかし、ここタイに来てみると、まず自分の行動範囲内でクレジットカードが通用する場面が少ない。路上の屋台で現金しか使えないのは言うに及ばず、公共交通機関もモールの中にあるフードコートも、現金か現金ベースのプリペイドカードでしか利用できません。タクシーも現金しか受け取ってくれないはず。
こういった具合なので、個々の支出を記録するには、支出ごとにその場で細かく記録できる仕組みが必要で、それがZaimだったというわけです。
円と外貨の多重生活なら、Zaimの有料プランを使ってもいいかも
Zaimには日本で通用している各種アカウントのアグリゲーションの機能があるので、日本での資産や負債の把握がほぼ手間なくできます。
そして、有料プランを利用すると、複数のアカウントを切り替えて利用できるようになるので、通貨ごとにアカウントを作れば、それぞれの管理も容易です。
家計簿系のソフトやサービスには、異なる通貨の価値を自動的に換算してくれるものがありますが、実際に外貨を使うときに適用されるレートはその時々で違うので、自動換算はほとんど役に立ちません。その点、アカウントごとに通貨を設定できるZaimは便利そう。これなら有料プラン(360円/月)を利用する値打ちはありそうです。
というわけで、旅行中の支出管理やマルチカレンシーで生活されている方に、「Zaim」おすすめです。
リンク:Zaim(ザイム)