おでかけ用装備の小型化・軽量化を模索してたどり着いた超軽量充電環境をご紹介。
大きなウォールチャージャーはもういらない、はずです。
外出時の荷物を少しでも軽くするためにあらゆる持ち物を見直したい
出かけるときの荷物は小さく軽いに越したことはありません。
あらゆる移動でタクシーやUBERを使えればその限りではありませんが、経済的になかなか難しいですし、仮にそうしたとしても荷物の上げ下ろしをする機会がまったくなくなるわけではありません。
また、飛行機で移動するときに荷物をキャビンに持ち込めると、チェックインが楽なうえに到着時に荷物が出てくるのを待つ必要がなくなり、時間を無駄にせずにすみます。
機内持ち込み手荷物の重量制限で今のところ最も厳しそうなラインは、持ち込み手荷物の重量の合計が5kg以内、もう少し緩い航空会社でも7kg以内といったところだと思いますので、できればこの基準をクリアしたいところです。
私の場合、メインの機材をiPad Pro 2018 11インチモデルにしたことでMacBook Pro時代に比べて数百グラムの軽量化ができたのですが、ほかにもまだまだ軽くできそうなところが残っています。
というわけで、今回はデジタルガジェットの電源周りの軽量化についての話です。
純正アダプターとUSB充電器の組み合わせを見直す
iPad Proの純正ACアダプターはこちら。
大きさはおよそ 42 x 42 x 27mm でプラグが飛び出ています。重さは約61g。
このサイズで最大出力は 9V x 2A = 18W です。
これをこちらの製品に置き換えます。
Ankerの窒化ガリウムを使ったアダプターです。
サイズは 40 x 34 x 37mm ほど。感覚的にはゴルフボールサイズです。
やはりプラグは飛び出しています。重さは約55g。
容積は若干増えてしまいますが、重さは少しだけ軽くなります。
そして、出力は最大で 15V x 2A または 20V x 1.5A で 30W。
純正アダプターに対して約66%増しです。こいつで大元の電源の出力を稼ぎます。
つづいて用意するのがこちら。
エレコムのUSB-C接続のUSBハブです。
サイズはおよそ 74 x 42 x 14mm。重さはたったの37gです。
スレーブ側はUSB-C x 2ポート、USB-A x 2ポート の構成で、USB-Cポートの一つに電源アダプターを接続すると、マスター側の機器(この場合はこのハブを接続するiPad Pro)や他の3ポートに接続したUSB機器に電力を供給できます。
電源に接続していない場合はマスター側の機器から他のUSB機器に電力が供給されます。
そして、手元で試したところ、電源アダプターにさえ接続していれば、iPad Proを接続していない状態でもUSB機器への電力供給は行われました。
つまり、電源アダプターとこのUSBハブがあれば、iPad Proのほかに最大3台のUSB機器を同時に充電できるということであり、また、何かの理由でiPad Proを接続できなくても3ポートのUSB充電器のように使えるということです。
USBハブはどのみち必要なものなので、電源アダプターを軽く・強力なものに置き換えるだけで、他のUSB機器用の電源を心配しなくて済むことになり、これまで別途持ち歩いていたUSB充電器が不要になります。
USB充電器がなくなった分と、電源アダプターが軽くなった分を合わせると、しめて130gの軽量化です。
今回はiPad Proの例を紹介しましたが、USB-Cから電源供給を受ける他の機器(MacBookシリーズやWindows PCの一部)でも同じように活用できるはずですので、荷物の重さに悩んでいる方はぜひ試してみていただきたいです。
以上、Ankerの窒化ガリウム電源アダプターとエレコムのUSBハブで荷物を軽量化する話でした。