Apple MusicにWeb版(の正式版)が登場しましたが、良い使いみちが思いつかないという話。
Web版のApple Musicが登場
Apple Musicはこれまで、スマートフォンやタブレットのApple Musicアプリか、PC/MacのiTunesアプリからのみ利用できました。(Macは少し前にiTunesがなくなってApple Musicアプリに移行しました)
そんなApple Musicがブラウザーから利用できるようになっています。
昨年からベータ版として利用できていたものが正式にサービスインしたということのようです。
ブラウザーから利用できるのは、Apple Musicが配信している数千万曲の楽曲を聞くこと、ミュージックビデオを視聴すること、無料ラジオ配信「Beats 1」のプレイリストを聞くこと、といったところです。
いずれもApple Musicに課金していればフルに聞くことができますが、未課金では各曲30秒のプレビューのみが可能。
Beats 1のライブ配信は無料のはずですが、Web版ではサインインを求められ、さらにApple Musicに課金しないと聞けないようです。
Windows 10のEdgeブラウザー(Chromium版)で試した限りでは、Web版ではPCの音声出力先(PCに接続したスピーカーやヘッドフォン)からのみ再生でき、AirPlay機器に音を飛ばす方法は見当たりません。
クライアントの音楽ライブラリーを管理する機能はありませんので、ライブラリーの楽曲をアップロードしてクラウドで聞くこともできなさそうです。
以上がWeb版Apple Musicの現在の様子です。
Web版Apple Musicの存在意義は?
こうしてみると、Web版Apple Musicは、従来Apple MusicアプリやiTunesアプリでできていたことの一部をブラウザーでもできるようにしたサービスということになると思います。
ブラウザーで利用できるようになるメリットは、アプリが提供されていないプラットフォームでもApple Music(の一部機能)が使えるようになるということだと思います。
たとえばLinux OS向けのApple Musicアプリはありませんので、LinuxユーザーがPC上でもApple Musicを利用できるようになるというようなことですね。
しかし、上に書いたとおりWeb版では使えない機能があるため、アプリが提供されているプラットフォームのユーザーがあえて利用するメリットはとくになさそうです。
強いて挙げればアプリをインストールする手間とストレージ容量が必要なくなることくらいでしょうか。
選択肢が増えるのは良いことですが、今のところ良い使い道が思いつかないという話でした。
リンク:iPhone(Apple)
リンク:iPhone(NTTドコモ)
リンク:iPhone(ソフトバンク)
リンク:auオンラインショップ
リンク:Rakuten UN-LIMIT(楽天モバイル)