PFUから発売されている伝説的超快適キーボード「Happy Hacking Keyboard」シリーズの旧モデル、「Happy Hacking Keyboard Professional BT」「Happy Hacking Keyboard Professional2 Type-S」「Happy Hacking Keyboard Professional JP Type-S」がセール販売されています。
ワイヤレスが欲しいけど3万円オーバーは高すぎると感じる方や、有線でもいいんだけど現行モデルは高くて手が出ないと思っていた方は要チェックです。
Happy Hacking Keyboard Professional BTが安い
セールになっているのはワイヤレスモデルだけではありませんが、ひとまず目玉のワイヤレスモデルについて紹介します。
問題の商品はこちらです。
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Happy Hacking Keyboard初のワイヤレス対応モデル「Happy Hacking Keyboard Professional BT」シリーズの全バリエーションが揃っています。
発売されたのはおよそ3年前の2017年7月です。その後、2019年に現行の「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID」シリーズが登場しました。
現行モデルとの違いは主に次のようなところです。
(Happy Hacking Keyboard Professional BTを「HHKB BT」、Happy Hacking Keyboard Professional HYBRIDを「HHKB HYBRID」と表記します)
- HHKB HYBRIDはワイヤレス接続とUSB接続(USB Type-C)の両方に対応
対するHHKB BTはBluetooth接続にのみ対応します。
(HHKB BTにもUSBポート(MicroUSB)がありますが給電専用です) -
HHKB HYBRIDはBluetoothの接続先を選べる
HHKB BTは3台、HHKB HYBRIDは4台の機器とペアリングできますが、HHKB BTはペアリングした機器のうち最初に発見したものと自動的に接続する(ユーザーが接続先を選べない)のに対して、HHKB HYBRIDは接続先を選べます。
同じ場所で複数の機器を切り替えながら利用する場合はHHKB HYBRIDが便利です。(というより、HHKB BTの利用は難しいです) -
Bluetoothのバージョンの違い
HHKB BTはBluetooth 3.0 Class2、HHKB HYBRIDはBluetooth 4.2LE Class2にそれぞれ対応しています。
ただし、仕様上のバッテリーライフはどちらも約3か月で実質的な違いはなさそうです。 -
HHKB HYBRIDには静音モデルがある
HHKB HYBRIDには静音設計の「Type-S」モデルが設定されています。(標準モデルの約5,000円増しです) -
HHKB HYBRIDはキーのレイアウトを変更し、それを本体に記憶できる
HHKB HYBRIDは専用のソフトウェア(Windows/Mac用)でキーのレイアウトを変更することができます。
変更後の配列はキーボードに記憶されるので、別の機器に接続してもそのまま反映されます。 -
電池ボックスの形状が違う
両モデルは単3電池2本で駆動する仕様ですが、電池を収納する部分の形状が異なります。
具体的にはHHKB HYBRIDの方が長さ方向にやや小さくなっています。
使用上はほぼ影響のない違いだと思います。
Happy Hacking Keyboard Professional BTユーザーとしての意見
さて、私はHHKB BTを予約購入して、以来3年間断続的に利用してきました。
現在もメインのキーボードはHHKB BTです。
3年間使った感想は「自宅でPCに接続して使うキーボードとしては文句なし」です。
以前はSurface Book 2、MacBook Proなどとともに利用し、現在は自作したデスクトップPCで利用しています。
仕事の資料を作成したり、メールを書いたり、このブログの文章を入力したりといった、一般的なデスクワーク用途では本当になにも不満を感じません。
フルサイズのキーピッチを持ち、コンパクトでマウス操作の邪魔にならず、打ちやすく、見た目もかわいいです。
デフォルトの省電力モードでは電源オフからの復帰待ちが煩わしいので、電源が切れないように設定して使っていますが(底面のDIPスイッチで設定できます)、それでもENELOOPで2か月くらいは使えます。
欲を言えば、有線接続ができれば自作PCのBIOS設定に使えて便利なのに、というくらいです。
ですから、いざと言うときに内蔵キーボードを使えるラップトップPCと組み合わせたり、すでに有線キーボードを持っている状態で追加で購入したりするなら、HHKB BTで十分に用は足りるということです。
3年前の購入価格は2万9,700円でした。それが今やたったの2万2,500円。
現行の有線モデル「Happy Hacking Keyboard Professional Classic」が2万5,300円なので、それよりずっと安いです。(しかも、HHKB Classicには日本語配列版がありません)
有線の旧モデル「Happy Hacking Keyboard Professional JP Type-S」や「Happy Hacking Keyboard Professional 2 Type-S」も軒並みお安くなっています。
リンク:PFU HHKB Professional JP Type-S 日本語配列/白 PD-KB420WS
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というわけで、現行モデルじゃなくてもいいからHappy Hacking Keyboardを使いたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
私は有線のType-S(日本語配列)を買ってしまうかもです。