一部の環境でRakuten Linkアプリが使えない問題がどうやら解消したようです。
iOS版のRakuten Linkアプリが起動しない・起動してもすぐ落ちるという方はすぐに試してみてください。
iOS版Rakuten Linkアプリ ファーストバージョンの問題点
iOS版Rakuten Linkアプリは2020年7月8日(水曜日)に突然配信が始まり、楽天モバイル+iPhoneで無料通話・SMSを利用できるのを心待ちにしていた人々から喝采を浴びたのですが、直後に一部のユーザーから酷評を受けることになりました。
リンク:Rakuten Link 評価とレビュー(App Store)
評点の平均は2.5。「起動しない」「落ちる」といった理由による星1つの評価がぱっと見30%くらいを占めています。
そのほかにはアドレス帳の移行や編集がうまく行えないという問題もあった模様です。
私自身も「落ちる」グループに配属されてしまい、心底がっかりしたものでした。
上の記事にも書いたとおり、思いつく限りの対策を試しましたが状況は改善せず、「まあ、もともと楽天モバイルではiPhoneはサポート外だから」としかたなく放置することにしました。
なお、アプリのレビューを眺めると、起動しない/落ちる問題はiPhoneの機種やSIMの種類(nanoSIMかeSIMか)によらず発生していたようです。
バージョンアップで改善した模様
そんな中、7月11日(土曜日)の夜にiOS版Rakuten Linkアプリのアップデートが行われました。
新たなバージョンはバージョン1.1。
変更内容は「軽微な修正をおこないました」だそうです。
更新履歴ではなるべく具体的な事象に言及した方がいいと思います。
修正そのものは軽微でも、ユーザーサイドで発生している現象は軽微じゃないことだってあるわけですから。
星1つを付けたユーザーの心情を逆なですることだってありそうです。
で、さっそくアップデートして起動してみると、これまで頑なに起動しなかった我がiPhone SE(2020)のRakuten Linkが無事に起動しました。
通話もSMSもちゃんと利用できます。
これでようやくいっぱしの楽天モバイルユーザーになれたような気がします。
iPhone SE(2020)はRakuten Linkの動作対象外なのか?
ところで、Rakuten Linkが起動しない問題に関するツイートの中に気になる発言を見つけました。
それは、「iPhone SEは通話し放題の対象外だ」というものです。
そんなバカなと思って楽天モバイルのサイトを確認してみると、iPhone SE 第2世代で利用できる機能の説明は次のようになっています。
たしかに、「国内電話 かけ放題」と「海外66の国と地域 グローバル無料」に×がついています。
前者はRakuten Linkによる通話し放題のこと、後者は海外で毎月2GBまで通信無料+Rakuten Linkを使ったSMS送信が無料になることを指しています。
ちなみに、iPhone SE以外の最近の機種ではどちらも〇とされています。
しかし、上に書いたとおりRakuten Linkからの通話(発信)とSMS送信がちゃんとできることは確認済みです。
とすると、上記の「×」はiPhone SE(2020)でこれらの機能を使った場合に無料扱いにならないことを表す可能性が考えられるわけですが、じっさいにはそんなことにはならないだろうと思っています。
なぜなら、Rakuten Linkアプリと楽天のサーバーの間で行われる通信の内容を機種によって変える必要性が考えられないから。そして、楽天から先の通信については尚更端末の機種の違いの影響を受けないと思われるからです。
だから、iPhone SE(2020)上でのRakuten Linkアプリの動作になにかマイナーな不具合があって、それが解消されるまでは「×」にしておこうというようなことではないかと思います。
これらの推測が当たっているかどうかは、7月分の料金の請求書を見るまでわからないのですが、おそらく大丈夫だと思うので、引き続きRakuten Linkによる通話とSMSを利用していきたいと思います。
以上、iOS版Rakuten Linkが起動しない・起動しても落ちる問題がどうやら解消されたらしい話でした。