日本通信の「合理的かけほプラン」のことを今日はじめて知りました。
面倒な説明なしに「これ使って」と渡せて、月々の料金も安い、親に持たせるスマホ用回線として使いたいです。
日本通信の「合理的かけほプラン」がいい
日本通信がドコモに払う音声通話の料金について争っている話は聞いていましたが、すでに総務大臣の裁定が出て、対応する料金プランまでスタートしているとは知りませんでした。
毎月の基本料金は2,480円(税別)で、通話し放題かつ通信容量3GBというプランです。
3GBを超える通信は1GBあたり250円(税別)で使った分だけ請求される方式で、その上限も1GB単位で指定できます。
通話し放題が標準の通話アプリで使えるのがいい
さて、日本通信が勝ち取った総務大臣の裁定はこちらで確認できますが、ようは「ドコモは、日本通信に対して提供する音声卸役務の料金を、能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えた金額を超えない額で設定することが適当である」という部分に集約できると思います。
従来からあるプレフィックス型のサービス(電話番号の冒頭に特定の番号を付けて掛けた場合に限り、通話し放題や低料金での通話が行える)を工夫して使えばいいのでは?というドコモの主張は退けられたようです。
この裁定を受けて開発されたのが「合理的かけほプラン」で、つまり、スマホ標準の通話アプリから普通に電話しても別途通話料金が発生せず、かけ放題を利用できるということになります。
なお、上記の裁定はあくまでもドコモと日本通信の間の争いに関するものなので、ドコモはこの裁定によって他のMVNO事業者に対して音声卸役務の料金を下げる義務はなく、また、当然ながらauやソフトバンクにもそんな義務は発生していないので、今のところ2,480円という低料金で「合理的かけほプラン」的なことができるのは日本通信だけということになりそうです。
高齢の両親に使ってもらうスマホ回線として便利
ところで、うちの両親はまだいわゆるガラケーを使っているのですが、最近スマホに興味が出てきたようです。
子ども側としても、音声通話だけでなくビデオ通話やLINEが使えるようになってくれれば、日ごろの連絡がしやすくなってありがたい。
しかし、毎月の支払いが極端に高くなるのは避けたいし、これまでどおり通話し放題は維持したいということで、だったら楽天モバイルが候補かなあ?と考えていました。
楽天モバイルの料金は、無料期間終了後は月額2,980円。
通話し放題にするには専用アプリが必要ですが、プレフィックス方式ではないので、Androidならデフォルトの通話アプリを楽天のものに置き換えてしまえばとくに意識せずに使えるはずです。
しかし、時おり不具合の報告される楽天の回線を高齢の両親に使わせるのはちょっと心配で、スマホへの乗り換えに踏み切れずにいたのですが、日本通信の「合理的かけほプラン」なら回線はドコモのものなので安心できそうです。
というわけで、こんど帰省した折に日本通信の「合理的かけほプラン」への乗り換えを提案してみたいと思います。