ハイエンドスマートフォンの値段が10万円を超えて久しいですが、2年かそこらで陳腐化して買い替えないといけないものに10万円も15万円も払うのは不経済です。
カメラは別に買うといい話。
スマホのカメラは事実上使い捨てなのがもったいない
最近Dave Leeさんのこの動画を発見しまして、スマホのカメラの進化は結構ですが、そもそもそんなコストの掛かるカメラをスマホに内蔵する必要あるんか?という何度目かの疑問が頭をもたげました。
紹介されているスマホの中で最も高価なGalaxy S20 Ultraは光学4倍、軽めのデジタルズームの併用で130mm相当、さらに(使いものになるかはともかく)高倍率のデジタル100倍ズームに対応しています。
薄いスマホのボディで幅広い焦点距離をカバーするためにはレンズとセンサーをいくつも搭載する必要があり、コストアップ要因になりやすいうえ、カメラ部が不格好に出っ張ったりしてたいへんよろしくありません。
もちろん、S20 Ultraのようなハイエンドモデルはカメラ以外の機能と性能もトップクラスで、1,400ドルという価格がすべてカメラのせいばかりではないのですが、そうは言ってもカメラがかなりの割合を占めているのは間違いないことでしょう。
きっと2年以内に新しい機種に乗り換えてしまうスマホのカメラに、そこまでコストを掛ける必要はあるんでしょうか?
カメラは別に買うと長持ちする
そこで思い出すのがMKBHDのこちらの動画です。
約2年前にiPhone XS / XS Maxがリリースされた直後の動画ですが、「iPhone XSが出たけど、iPhone XでもOSを最新のiOS 12にアップデートすればまだ十分速いから、買い替えるお金でソニーのRX100を買えばいいよ」ということを言われています。
RX100はソニーから2012年に発売された、1インチセンサーを採用したコンパクトデジカメで、めちゃくちゃ明るいズームレンズが付いてるので今でもどんなスマホよりきれいな写真を撮れるでしょう。
RX100は今もカタログに載っている現役モデルですが、さすがに8年前のモデルなので動画撮影機能なども充実したより新しい機種が欲しい場合は、同じシリーズの最新モデルRX100M7を選ぶのもいいです。
これが最新のフラッグシップスマホとだいたい同じくらいの価格で、1インチセンサー、光学8倍ズーム、速くて高精度なオートフォーカス、4K動画と至れり尽くせりの性能です。
RX100と同じように発売から8年後も現役の製品でありつづけるとすれば、2027年でも(RX100M7は2019年発売)まだ使えるでしょうし、状態が良ければリセールバリューも残っていることでしょう。長期使用を想定して長期保証を付けておけば万全です。
カメラ性能控え目の安いスマホ+コンパクトデジタルカメラが効率的なのでは?
そんなわけで、カメラにコストを掛けたスマホは、スマホ本体の性能が陳腐化するとせっかく良いパーツで作ったカメラ込みで買い替えないといけなくなるので、不経済じゃないかと思うわけです。
スマホとカメラを別に買えば、スマホとカメラが一体化していない不便はあるものの、よりよい画質と音質の写真や動画を撮影できて、カメラ部分は壊れるまで3年でも5年でも使い続けられます。
最近のデジカメはスマホアプリと連携して撮影した写真を自動転送することもできるので、撮った写真をスマホで加工したり、SNSにアップロードするのも比較的容易です。
プロセッサーなど内部のスペックはハイエンドで、カメラは必要最小限という、iPhone SE(2020)のようなスマホがもっとたくさん出てくるといいと思います。
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