自作Windows PCを使うということはマイナートラブルは自力で解決しなければならないということです。
Windows 10 May 2020 Updateを適用したあと、デバイスの挿抜(付け外し)が頻繁に発生するようになる現象への対処方法。
Windows 10 May 2020 Updateでデバイスの取り外しと取り付けのサウンドがうるさい現象
少し前のことになりますが、Windows 10 May 2020 Updateをインストールした自作PCで、デバイスの取り外し→取り付けの効果音が頻繁に鳴る問題が発生しました。
この現象の問題は2つあります。
- 音がうるさい
まず、ずっと効果音が鳴っているのでうるさいです。 -
タスクトレイのアイコンがついたり消えたりして気が散る
現象が発生するとき、タスクトレイの何かのアイコンが一度消えてまた表示されます。視界の端で何かがちらちら動くのはとても気が散ります。
(この現象が問題解決のヒントでした)
ついたり消えたりするアイコンは「Bluetooth デバイス」のものだった
効果音が頻繁に鳴るのが鬱陶しいし、その都度タスクトレイに何か動きがある。
というわけで、タスクトレイの動きを観察したところ、点滅しているのはBluetoothデバイスのアイコンでした。
これはBluetoothでペアリングされたデバイスを管理したり、新たにデバイスをペアリングするときなどに利用するものです。
こいつが消えるということは、PCのBluetoothコントローラー自体が一時的に取り外されたように見えているのではないかと推測できます。
Bluetoothデバイスの電源管理を変更して解決
この現象が発生したPCのマザーボードはGIGABYTE X570 I AORUS PRO WIFIというものです。
IntelのAX200という無線コントローラーを搭載しているので、デスクトップPCでありながらWi-Fi 6とBluetoothを利用できます。とても便利です。
その他のBluetoothコントローラーは使っていないので、マザーボード上のAX200が一時的に認識されなくなることが繰り返されているのが今回の現象の原因と考えられます。
AX200はデバイスマネージャー上では「ネットワーク アダプター」の下に表示されます。
Bluetoothのアイコンが消えるからといって「Bluetooth」の下を探っても出てこないので注意です。
「Intel® Wi-Fi 6 AX200 160MHz」というデバイスのプロパティ画面で「電源の管理」タブを開くと、「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」という項目があるので、チェックマークを外して「OK」します。
通常、この項目がオンでも支障はないものですが、何かの不都合により必要なデバイスの電源がオフにされてしまい、その結果先に紹介したような現象が発生することがあります。
上記のように設定することでほんの少しだけ電力消費が増える可能性がありますが、デスクトップPCなのでとくに困ることはないでしょう。
以上、Windows 10 May 2020 Updateを適用したあと、デバイスの挿抜サウンドが頻繁に鳴るようになる現象への対処方法でした。