ウォレットアプリ「Kyash」の物理カード「Kyash Card」はこれまでオンライン決済時の本人認証サービスに対応していませんでしたが、昨日2020年11月17日から3Dセキュアによる本人認証が可能になりました。
いよいよ便利である。
メインカードはKyash Card
Kyashはスマホにアプリをインストールするとカード番号が発行され、オンラインショッピングなどに使えるほか、物理カードを発行してリアル店舗での決済にも使えるサービスです。
Kyashに関連付けたクレジットカードや銀行口座から事前に入金してそこから支払うことも、支払いの都度その金額だけ自動的に入金→支払いすることもできます。都度入金される方式は無駄に入金して使い残す心配がなく、使い勝手も良好なので、私はその方法で使っています。
クレジットカードから入金するようにしておけば、支払いごとにKyashのポイントとクレジットカードのポイントを両方ゲットできるので、ポイント活動の点でもお得です。
たとえば、Kyash Card(1%)とリクルートカード(1.2%)の組み合わせなら、支払いごとに最大2.2%の還元を受けられます。
(「最大」と書いたのは、Kyashの還元は支払いごとに行われ、その際1円未満の還元額は切り捨てられるので、実際には1%を下回るケースがあるからです)
Apple PayやGoogle Payに登録してQUIKPay+として利用することもできるので、コンビニなどで財布を出す手間もありません。
利用履歴はアプリで確認できるので、レシートをもらう必要さえありません。
そんなわけで、Kyash Cardは私のメインの支払い手段としてすでに半年以上、日夜活躍してくれています。
私の現在のKyashポイントは6,000円相当を超えており、以前計算した損益分岐点も無事に超えられたようです。
これまでのKyash Cardの弱点
さて、リアル店舗での支払いには便利なKyash Cardにも弱点がありました。
それはオンラインでの本人認証サービスに対応していなかったことです。
オンラインショッピングサイトでクレジットカード払いをすると、決済のタイミングで別のサイトに誘導されてパスワード等の入力を求められることがあります。
誘導先はカードを発行する会社のサイトで、そこでカード券面以外の情報を要求することでカードユーザー本人以外が利用できないようにして、セキュリティを向上しようということですね。
従来、Kyash Cardはこの本人認証サービスに対応していなかったため、当該サービスを利用するショッピングサイトでは利用できませんでした。
このような制限があったため、オンラインではKyash Card以外のクレジットカードを主に利用するしかありませんでした。
(そのサイトが本人認証サービスを利用しているかどうか事前にわからない場合、決済失敗のリスクを避けるために最初から別のカードを使ってしまう、ということです)
しかし、今回Kyash Cardが本人認証サービスのひとつ「3Dセキュア」に対応したことで、利用できる場面が大きく拡大することが期待できます。
3Dセキュアを利用するのに特別な設定は不要
Kyash Cardで3Dセキュアを利用するために特別な設定は必要なく、対応するサイトで買い物をすると自動的にKyashのサイトへ誘導され、そこで認証コードを入力するだけです。
認証コードはSMS、スマホアプリへのプッシュ通知、電子メールの中からユーザーが選んだ方法で通知されるので、それを所定の欄に入力すればOK。
SMSを送るための電話番号も、プッシュ通知先のKyashアプリも、メールアドレスも、すべてあらかじめKyash側が把握しているので、事前の準備は何も必要ありません。
そんなわけで、ますます使いやすくなったKyash Cardに注目したい話でした。
Kyashと組み合わせるカードは還元率1.2%のリクルートカードがおすすめです。
リンク:リクルートカード