Lenovoの新しいモバイルラップトップ「ThinkPad X1 nano」がようやく国内でも購入できるようになりました。
Windows勢がいま買うならこの機種では?
Lenovo ThinkPad X1 nanoの概要
ThinkPad X1 nanoの紹介動画がこちらです。
主な仕様は次のとおり。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10(Home/Pro) |
CPU | 第11世代 Intel Core i5-1130G7 / Core i7-1160G7 |
GPU | Intel Iris Xe Graphics |
RAM | 8GB / 16GB(LPDDR4X) |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB(PCIe-NVMe SSD) |
ディスプレイ | 13インチ、2160 x 1350ピクセル (現状はタッチ非対応モデルのみ) |
カメラ | Webカメラ(720p、IRおよびThinkShutter対応) |
インターフェース | USB Type-C 3.1 Gen2 x 2(Thunderbolt 4対応)、3.5mmオーディオ |
ワイヤレス | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、LTE(4G、カスタマイズで対応) |
バッテリー | 49Wh、最大22.8時間 |
サイズ・重さ | 292.8 x 207.7 x 13.87mm、約907グラム〜 |
その他 | キーボードはバックライト付き |
上記は現在国内で選択できる仕様をもとにまとめたものですが、海外で発表されたときの情報と比べて、対応OSにLinuxがないとか、タッチ対応モデルがないとか、LTE対応がカスタマイズ項目になるとか、バッテリーライフが長くなっている、といった違いがあります。
CPUは第11世代 Intel Core i5またはi7(Tiger Lake)、GPUはIntelの新しい内蔵グラフィックスであるIris Xeです。
RAMとストレージは現行のモバイルラップトップ(の高価格モデル)として一般的な最大16GB/最大1TB。
ディスプレイは13インチの2160 x 1350ピクセルでアスペクト比は16:10、ピクセル密度196ppiの高解像度のものです。
内蔵カメラはIRに対応しているのでWindows Helloによる顔認証サインインも可能です。
インターフェースはいち早くThunderbolt 4に対応。ポート数は2つですが、いずれもUSB3.1 Gen2に対応しています。本体への充電、給電もこのポートから行います。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6とBluetooth5.0に加え、カスタマイズオプションでLTE(4G)にも対応。
バッテリー容量は49Wh。最大約23時間の長時間駆動が可能とされています。(どういう条件で23時間駆動できるのかの情報は見つけられませんでした)
狭額縁の小さなフットプリントと、わずか907グラムという超軽量ボディを実現しています。
Tiger LakeのCore i7に対応するスペックで、高解像度のディスプレイを搭載したうえに、たったの907グラムしかないというのがThinkPad X1 nanoの最大の特徴と言えるでしょう。
現在選択できるおすすめ構成 〜 LTE対応はたったの2,200円
さて、ようやく国内でも解禁されたThinkPad X1 nanoですが、現時点で実質的に選択可能な仕様項目は次の5つだけです。
- CPU
Core i5、Core i7のいずれか。 -
RAM容量
8GB、16GBのいずれか。 -
ストレージ(SSD)容量
256GB、512GB、1TBのいずれか。 -
キーボードの言語
日本語、英語のいずれか。 -
LTE(4G)対応の有無
デフォルトは「なし」です。
キーボードの選択項目に「WWAN対応」があり、これを選ぶと4G対応となります。
記事作成時点で5G対応の選択肢はありません。
最も安価なCore i5、8GB、256GB、日本語キーボード、LTEなしの構成で、クーポンを利用したときの価格が18万5,900円。
最も高価なCore i7、16GB、1TB、英語キーボード、LTEありの構成で、クーポンを利用して28万7,936円です。
まず、LTE(4G)対応のコストはたったの2,200円なので、これを有効にしない手はないと思います。
CPUは用途次第ですが、一般的なオフィスワークと余暇の動画鑑賞などが中心なら、当分のあいだはCore i5で対応できるはず。しかし、長く使うことを考えればCore i7を選んでおきたいところです。
Core i7の基本構成がCore i7 / 16GB / 512GB / LTEなしで、ここからLTEだけを有効にして、クーポン価格が23万208円。
この構成がいちおうの目安になると思います。
将来性を確保したままもう少しだけ安くしたいなら、ストレージを256GBに減らして、21万2,608円。
この場合、必要に応じてiCloudやOneDriveやDropboxなどのクラウドストレージを活用しつつ、どうしても足りなくなったらあとで自分で交換することも可能です。(2242サイズの制約があるので、パーツの選択肢はあまり多くはありませんが、しばらく待っていると互換性のあるパーツの情報なども出回るようになるでしょう)
自分なら上記Core i7の基本構成(プラスLTE)を選ぶと思います。
というわけで、ThinkPad X1 nanoがついに日本でも買えるようになった話でした。