楽天モバイルを通信用のメイン回線として使っています。
端末はiPhone XRでSIMはeSIMです。
しかし、そろそろiPhoneにフル対応してくれないと厳しいかもしれない話。
楽天モバイルとiPhone
楽天モバイルは現在の先着300万名に対するプラン料金1年間無料のキャンペーンを行っています。
当初はいったん支払ったあと楽天ポイントで還元されていた契約事務手数料も、今では無料になっているので、本当にタダで1年間使えます。
さらに、申し込んで開通させただけで5,000円相当の楽天ポイントがもらえます。5,000円配ってるのと同じですね。
※開通後、所定の期間内に専用アプリ「Rakuten Link」を通じて通話(発信)とSMS送信を行う必要があります。これらに費用は掛かりません。
その上、端末もセットで購入すると最大2万円相当のポイントをもらえるキャンペーンも行われています。
対象となる端末の中には、端末代金が税込みおよそ2万円で、2万ポイント還元されるものもあります。スマホをタダで配っているのに等しい暴挙です。
さて、楽天モバイルではiPhoneも使えます。
使えるのは2018年に発売されたiPhone XS / XS Max / XR世代かそれ以降のモデルです。
私のiPhone XRもギリギリで対象機種に引っ掛かっています。
しかし、上の図にも示されているとおり、iPhoneで利用する場合には使えない機能があります。
使えない機能のうち主なものは、パートナー回線(au回線)でのSMS、楽天エリアを出入りしたときの回線の自動切換(楽天回線↔au回線)、海外ローミングです。
(楽天モバイルのサービスが始まった当初は、これに加えてRakuten Linkでの無料通話もできませんでした)
このように、楽天モバイルにおけるiPhoneの機能制限はかれこれ10ヶ月近く続いていて、なかなか解消される気配がありません。
4月からの解約ラッシュを避けるために早めのiPhoneフル対応を!
楽天モバイルの無料期間は各ユーザーの利用開始から1年間です。
開業が2020年4月だったので、その1年後にあたる今年4月から「そのまま使い続けるか、転出するか、解約するか」の決断を迫られるユーザーが大量に出現します。
そして、無料期間が終わったあとの料金は月額2,980円で、3月にスタートするahamo、povo(通話トッピング追加後)、Softbank on LINEと横並びになります。
楽天のサービスエリアは、たとえば東京23区内の地上ならほぼ楽天回線でカバーされていますが、お隣の神奈川では横浜市内や川崎市内でもまだパートナー回線しか使えないところがかなり広大に残されています。
そして、楽天回線エリアを出入りしたとき、iPhoneでは前述のとおり回線の自動切換が行われないため、一度通信が途切れてしまいます。
こうした弱点を踏まえると、楽天が他社の新プランと同じ料金で対抗できるかというと、それはちょっと難しい。
せめてiPhoneの機能制限がなくなれば、楽天回線エリア内に居住・勤務するユーザーを繋ぎ止められる可能性が高まるでしょう。
また、新型コロナウイルスのワクチンが普及して自由に海外渡航できるようになると、海外ローミングの可否に注目が集まるはずです。その点でもやはり今のうちに頑張って追いついていただきたいところです。
楽天モバイルの契約申し込み数は、2020年12月30日に200万回線を突破したそうです。
リンク:楽天モバイル、携帯キャリアサービスの契約申し込み数が200万回線を突破(楽天モバイル)
これをあと100万回線増やしつつ、大量解約を回避するために、ぜひiPhone対応を充実させたいただきたいです。
なお、まだ申し込んでいない方は、1年間無料で(というか、5,000円か端末1台もらって)使えるので、申し込まない手はないです。