無料で十分な機能を持つパスワードマネージャー「LastPass」のサービス改悪が発表されました。
ついにこのときがやって来たか。
この機会にDropbox Passwordsに移行することを考えましょう。
パスワード管理サービス「LastPass」無料プランの改悪
それは突然の報せでした。
愛用しているパスワードマネージャー「LastPass」の運営元からこんなお便り(メール)が届いたのです。
2021年3月16日以降、「LastPass Free」(LastPassの無料プラン)を利用する場合、「コンピューター」か「モバイル」のどちらかのデバイスを選択しなければならなくなるとのこと。
選択しなかった方のデバイスではLastPassを利用できなくなります。
「コンピューター」にはデスクトップまたはラップトップのコンピューターとWindowsタブレットが、「モバイル」にはスマートフォン、タブレット(iOS/Android)、スマートウォッチが、それぞれ含まれます。
LastPassをはじめとする多くのパスワードマネージャーは、複数台・複数種類のデバイスを横断して使えるのが大きなメリットですが、無料で使っているユーザーは「複数種類」の方に制限を受けるということですね。
やはりこれは深刻な事態です。
この制限を避けるには、LastPass Premiumなどの有料プラン(公式サイトなら36ドル/年、iOSのAppStoreなら3,900円/年)にアップグレードするしかありません。
LastPass Premium以外の選択肢は?
有料になるとしたら、無理にLastPassにこだわる必要はありません。
たとえば、LastPass以上に長い歴史を持つ「1Password」は3年払いで9,980円(税別)で利用することができます。
LastPass Premiumや1Passwordの1年払いと比べて、3年で700円少々お得です。
また、他の有料のサービスとセットで使えるパスワードマネージャーもあります。
たとえば、「Dropbox Passwords」はその一つです。
Dropbox Passwordsとは?
「Dropbox Passwords」はDropboxの有料プラン(Dropbox Plus または Dropbox Family)のユーザーが利用できるパスワードマネージャーです。
リンク:Dropbox Passwords(Dropbox)
利用できる環境は、Windows、Mac、iOS、Androidです。
(WindowsはWindows 10以上。iOSアプリはiPadへの最適化はされていないようです)
できることは一般的なパスワードマネージャーと同じで、IDとパスワードの管理、Windows/Macではブラウザーの拡張機能(Chrome、Firefox、Edge用)を使ったIDとパスワードの保存と自動入力といったところです。
すでに利用しているパスワードマネージャーからIDとパスワードをインポートすることもできます。(CSVファイルや一部のブラウザー(Chrome、Firefox、Edge)からのインポートが可能)
これだけできれば十分ですね。
この機能を使うためだけにDropbox Plus等を利用するのはおすすめしませんが、すでにDropboxの有料プランを利用していたり、これから大容量クラウドストレージを利用しようと考えているなら、Dropbox PasswordsはLastPassからの避難先になりうるでしょう。
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新たにDropbox Plusを使い始める場合はもちろん、すでに利用中の場合に利用期限を3年間延長するのにも使えます。
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以上、LastPassの無料プランの改悪とその対処方法についてでした。