体に障碍を持つ人々がラップトップを使いやすくするためのSurface Adaptive Kitというものがあります。
日本でもぜひ売って欲しいし、障碍がない人にも便利なツールになると思います。
Surface Adaptive Kit とは?
こちらはSurface Adaptive Kitを紹介する動画です。
具体的な製品の紹介は1分00秒あたりから。
まず、パッケージは手を自由に動かせなくても開けるように工夫されています。
中身はキーボードなどに貼り付けるステッカー、ケーブルを識別するためのラベル、ストラップを追加するためのタブなどです。
見やすい色や手で触れて識別できる凹凸と形状の違いがあり、視力の弱い方もPCを使いやすくなる工夫がされています。
Surfaceシリーズ、とくにSurface Proシリーズはもう5年以上ずっとほとんど同じデザインが踏襲されていますが、目が不自由な方の立場になれば、頻繁にデザインが変わる製品よりも使いやすく感じられるでしょう。
Surface以外でも便利なツール
Surface Adaptive Kitは言うなればただのステッカーなので、Surface以外のラップトップにも使えるし、ラップトップ以外の機器にも使えるはずです。
たとえば、MacBookのディスプレイはあまり開きやすいデザインだとは思えないのですが、動画で紹介されているストラップタブでストラップを付けてやれば、ずっと使いやすくなるでしょう。
また、各種ポートの位置もこうしたステッカーを使えばいちいち覗き込まなくてもわかるようになるはずで、Surfaceに限らず、また体の状態によらず、機器を使いやすくしてくれる可能性があります。
そんなわけなので、まずSurface Adaptive Kitはぜひ日本でも発売してほしいですし、同じような試みが他のメーカーからも行われることを願ってやみません。
リンク:Surface Adaptive Kit ガイド(Microsoft)