日本でもまもなく発売されるSurface Pro 4と、来年発売される予定のSurface Bookですが、先行して発売されているアメリカでは「タッチパッドの操作にラグがある」という報告が寄せられているようです。
症状とその回避方法について。
Surface Pro 4とSurface Bookでタッチパッドを使ったスクロール操作にラグがあるらしい
Windows Centralの以下の記事によると、Surface Pro 4とSurface Bookで、Google ChromeやFirefoxで表示したページをタッチパッドを使ってスクロールしようとすると、0.5秒ほど反応が遅れるそうです。
Windows Central 「Here’s how to fix trackpad lag when scrolling on the Surface Book and Surface Pro 4」
http://www.windowscentral.com/how-fix-trackpad-lag-when-scrolling-surface-book
どうやら、タッチパッドのピンチイン・アウトの操作の認識に絡んで、スクロール操作の認識が遅くなっている模様です。
ピンチイン・アウトを無効にすると改善するらしい
Windows 10で高精度タッチパッドのピンチイン・アウトの操作を無効にするのは次のようにします。
スタートメニューで「設定」をクリック。
デバイス画面の左側で「マウスとタッチパッド」を選択し、右側で「タッチパッド」の「2本指のピンチ操作でズームする」をオフに変更。
手順は以上です。
「2本指のピンチ操作でズームする」をオフにすることで、ChromeやFirefoxでの操作に限らず、OS全般にわたってタッチパッドでのスクロール操作の反応が改善するとか。
フォーラムでは追加の回避策も
この現象に関するフォーラムには、上記の手順だけでは不十分で「2本指のタップを右クリックとして扱う」もオフにするともっと良くなるという情報も投稿されています。
また、元の現象はWindowsのインサイダー・プレビュー版でも再現するという意見と、インサイダ・プレビューでは直っているという意見の両方があります。
他の投稿で目についたのは次のようなものです。
- Surface Pro 3とSurface Pro 4タイプカバーの組み合わせでも再現して、この手順で改善した。
- 一度目はうまくいかなかったけど、もう一度設定し直したら改善した。
- Chromeならこの方法とChromeのスムーススクロールを組み合わせれば完ぺき。
- 自分のSurface Pro 4は特にラグとかないよ。
- Surface Pro 4のタッチパッドは前のと比べればすごくよくなったけど、MacBookと比べたらまだまだだな。
一番盛り上がっているのがMacとの比較の話というのはアレですが、それはさておいて、複数のユーザーが新しいタッチパッドのラグ問題に遭遇し、その多くはこの方法で回避できているようです。
なお、ここで紹介された手順を行うと、タッチパッドでピンチイン・アウトの操作ができなくなります。
画面の縮小・拡大はタッチパネルのピンチイン・アウトでできますが、面倒ですね。
おそらくソフトウェアの問題ですので、早く改善されることを祈りたいと思います。