知らない間にすごいものが発売されていました。
UltrabookサイズのラップトップPCと外部GPUユニットをUSB Type-Cのケーブルで接続して、外出時はスマートなラップトップとして、自宅では超高性能のゲーミングPCとして使える「Razer Blade Stealth」です。
これは画期的かも。
Razer Blade Stealthの概要
サンディエゴのPCメーカー Razerが発売したRazer Blade Stealthは、単体ではデュアルコアのIntel Core i7(Skylake)を搭載した、比較的薄くて軽いラップトップです。
http://www.razerzone.com/gaming-systems/razer-blade-stealth
スペックの概要は次の通り。
Razer Blade Stealth | |
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ディスプレイ | 12.5インチ 16:9 IGZOディスプレイ(タッチパネル機能搭載) |
画面解像度 | 2,560 x 1,440 または 3,840 x 2,160 |
CPU | Intel Core i7-6500U(2.5GHz/3.1GHz) |
GPU | Intel HD Graphics 520 |
RAM | 8GB デュアルチャネル |
ストレージ | SSD 128GB~512GB |
OS | Windows 10 |
無線 | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 |
インターフェース | Thunderbolt(USB Type-C)、USB3.0 x 2、HDMI 1.4b、3.5mm ヘッドフォン・マイクロフォン端子 |
サイズ・重量 | 321 x 206 x 13.1mm、1.25kg |
価格 | 999.99ドル~1,599.99ドル |
その他 | キーボードは1,680万色のプログラマブル・バックライト付き |
スペック的にもサイズ的にも13インチのMacBook Pro Retinaと競合するものですが、値段はRazer Blade Stealthの方が少し安いです。
Razer Coreって何ぞ?
Razer Blade Stealthのすごさは、プラグアンドプレイでいつでも外付けのGPUユニットRazer Coreに接続して超強力なグラフィックス・パワーを追加できることです。
http://www.razerzone.com/gaming-systems/razer-blade-stealth
公式ビデオを見てみましょう。
ロゴやUSBポートが蛍光グリーンなところやキーボード・バックライトのギミックはいかにもゲーミングPCっぽいですが、そこを気にしなければ普段はビジネス用途にも使えそうな薄くて軽い13インチ・ラップトップのように見えます。
ビデオの後半ではRazer Coreと接続して大型モニターで高度なグラフィックス処理を必要とするゲーム・プレイをしています。
Razer CoreにはPCI Express x16に対応した消費電力375ワットまでのグラフィックス・ボードを搭載でき、グラフィックス・ボードのディスプレイ出力端子にモニターを接続した状態で使うようです。
http://www.razerzone.com/gaming-systems/razer-blade-stealth
Razer Blade StealthとはUSB Type-Cコネクターを介してThunderboltで接続され、USB 3.0やEthernetの端子を備えたドックとしても使えるほか、Razer Blade Stealthの充電もできます。
Razer Coreはまだ発売されておらず、価格や実際に動作するグラフィックス・ボードの機種名などは明らかになっていませんが、きっとそれなりの価格になるんだろうな。
普段使いのラップトップとゲーミングPCを別々に持つのは無駄だしスマートじゃないよね、というコンセプトで登場したRazer Blade StealthとRazer Core。
たしかになんでも1台で済めばすっきりしますし、Razer Coreの価格次第では2台別々に買うよりも安く済むかもしれません。
Razer Blade Stealth単体で見ても、まずまずのスペックをまずまずの価格で提供していますし、上質とは言えないまでも、それなりの質感を出していると思います。
Razer Blade StealthはRazerのオンラインストアで発売中。
いま申し込むと1月29日以降に発送されます。
ちょっと欲しいけど、日本からは買えないようです。ちっ。
http://www.razerzone.com/store/razer-blade-stealth