CES 2016でニコンが発表したアクションカメラ「KeyMission 360」がすごいです。
カメラの前後に超広角レンズを配して、カメラを中心に全天球を撮影できます。
しかも、防水、耐衝撃、耐寒、防塵と、アクションカメラの要件もバッチリ満たしています。
欲しい。
ニコン KeyMission 360 がすごい
KeyMission 360はラスベガスで行われた家電見本市 CES 2016 にニコンが参考出品したアクションカメラです。
今回は参考出品ですが、今春の発売を予定しているそうです。
まずはKeyMission 360で撮影された映像を見てみましょう。
え、これだけ? GoProのほうがきれいだよねって感じです。
では、こちらはどうでしょうか。
こんどは動画再生中に画面をマウスや指でドラッグしてみてください。
カメラの周囲のすべてが映っています。すごいです。
同じような機能を持つカメラにはリコーの THETA 360 シリーズがありますが、THETAは防水でも防塵でもないので、上の映像のような使い方は難しいです。
また、公式のサンプル動画を見る限り、THETAよりもKeyMission 360の方がずっと画質が良いです。
THETAの画質は10年くらい前の携帯で撮った動画のようです。
KeyMission 360の方は現代のちょっとイカさないアクションカメラくらいの画質にはなっています。
KeyMission 360の仕様
KeyMissionの細かな仕様は公開されていないのですが、ニコンのプレスリリースやCESのレポート記事からわかることを拾ってみます。
Nikon 「「2016 インターナショナル CES」の出展について」
http://www.nikon.co.jp/news/2016/0106_ces_01.htm
TheVerge 「Nikon announces a 360-degree action camera」
http://www.theverge.com/2016/1/5/10718304/nikon-keymission-360-degree-action-camera-ces-2016
- カメラの前後にNIKKORレンズを搭載
- 解像度は4K(UHD)
- 本体のサイズはGoPro HD Hero 4よりも少し大きい
- 水深30mまで撮影できる防水性能
- 耐衝撃、耐寒、防塵
- 耐衝撃性能は2m(おそらく2mの高さからの落下に耐えるということ)
- 2016年春に発売予定
価格、発売国、バッテリー持続時間などの情報はありません。
また、前後のレンズの画角やF値の情報もありません。
リコーのTHETA Sが公式通販サイトで4万2,800円ですが、機能・性能の違いを考えればこれより高くなるのでしょうね。
KeyMission 360の使い道
初めてGoProを見たときに思ったこと。「こんなもん何に使うんや?」
パグかわいい
GoProをはじめとするアクションカメラのサンプル動画は、スカイダイビングとかめちゃくちゃ上手いサーフィンとかどう考えても危険な場所での自転車のダウンヒルとか、エクストリーム・スポーツ系のものが多いので、こんなの自分には関係ないと思っていましたが、気が付けば2台目のGoProを持っていたりします。
本体が小さくてどこにでもマウントできるので、旅行のときに鞄や腕に取り付けておいて目についたものをなんでも撮影したり、自動車やバイクに貼り付けて流れる風景を撮ってみたりと、従来のハンディカムに比べて動画を撮ることの敷居が格段に下がるのがアクションカメラの良いところです。
スマホで動画を撮りまくってバッテリー切れに泣くようなこともありません。
超広角レンズと小さな撮影素子のおかげで、ピントのことは全く気にしなくても大丈夫。写っているもののほぼすべてにピントが合っています。
KeyMission 360も同じで、使い道がないと思っていても、いざ手にして撮ってみると楽しくて手放せなくなるんじゃないかと思います。
以上、ニコンのKeyMission 360の紹介でした。
GoProはシルバーエディションくらいがちょうどいいと思います。4Kで撮っても編集が大変なので。