Apple MusicとWindows 10がほぼ同じタイミングでライブになり、同じPCにWindows 10をインストールしてiTunesをインストールしては消し、またインストールして、を繰り返しているうちに、iTunesでコンピューターを認証できなくなりました。台数制限に引っ掛かったようです。
気を付けましょうという注意喚起と対処法について。
一つのApple IDに関連付けられるコンピューターは5台まで
iTunes StoreやApp Storeで買ったコンテンツやアプリは購入時のApple IDアカウントに関連付けて認証されたコンピューターやデバイス(iPhoneなどのことです)でしか利用できないようになっています。
そして、この関連付けができるコンピューターやデバイスの数には上限があります。
上限がないと有料の音楽やビデオやアプリを満載にしたコンピューターやデバイスを量産して転売できてしまうので、これを防ぐための仕組みだと思われます。
上限の台数はApple ID一つにつき10台までで、そのうちコンピューターは5台までです。
WindowsはOSの再インストールで認証台数が増える場合がある
Windowsのコンピューターの場合、OSをインストールし直したり、ハードウェアの一部を変更したりすると、以前と別のコンピューターであると認識されて再認証が必要となり、その結果認証台数が増えてしまう場合があるようです。
私の場合、Windows 10のインストールとApple IDとの関連付け・認証を繰り返した結果、「よし、これで使い続けよう」と安定した環境で認証しようとしたときにはこんな画面が出て認証できなくなってしまいまいした。
Windows を再インストールする前、または RAM やハードディスク、その他のシステムコンポーネントをアップグレードする前に、コンピュータの認証を解除しなかった場合は、お使いのコンピュータが複数回認証されている可能性があります。認証済みでなくなるまで、何度かコンピュータの認証解除をお試しください。その後、もう一度コンピュータを認証すれば、認証回数は 1 回だけになります。
https://support.apple.com/ja-jp/HT201251
上のAppleの説明によると、問題のコンピューターで根気よく認証解除すれば重複カウントされた認証回数は1回に戻るということのようですが、私のWindows 10 PCは認証されていない状態のため解除もできないのです。
お手上げです。
まとめて認証解除する方法がある
こういう時のための奥の手があります。
それは問題のApple IDアカウントに関連づけられているすべてのコンピューターの認証をまとめて解除してしまうという方法です。
この操作をすると認証台数は0台に戻るので、どのコンピューターでも新たに認証し直すことができます。
裏を返せば、これまで問題なく認証できていたコンピューターも再度認証し直す必要があるということです。
面倒ですが背に腹は代えられないのでやってしまいます。
大切な注意事項ですが、このあと紹介する「すべてのコンピュータの認証を解除する」の操作は1年間に1度しかできないようになっています。
無制限にできてしまうと認証の仕組みの意味がなくなってしまうからですね。
また同じミスをしてしまうと1年待たないと復帰できませんので、十分に注意しましょう。
手順は次のとおりです。
iTunesのメニューから[iTunes Store]-[アカウント(アカウント名)を表示]を選びます。
Apple IDのパスワード入力を求められるので、入力して「アカウントを表示」をクリックします。
するとアカウント情報が表示されるので、「Apple IDの概要」の右下の方にある「すべて認証解除」をクリックします。
確認画面が表示されるので「すべてのコンピュータの認証を解除する」をクリックすれば認証が解除されます。
あとは、再度認証したいコンピューターでiTunesを立ち上げて、メニューから認証していけばOKです。
そもそも何が悪かったのか
さて、上記の操作で当面の問題は片付いたわけですが、再発防止策を考えておかなければいけません。
OSをインストールするごとにiTunesをインストールしてコンピューターを認証させること自体は悪くなかったのですが、OSをインストールし直す前にコンピューターの認証を解除しなかったのが問題でした。
私のようにOSをインストールし直す場合だけでなく、認証済みのコンピューターを譲渡する場合などにも認証は解除しなければなりません。
でもつい忘れちゃうんですよね。
というわけで、カレンダーに予定を追加して毎月1回認証解除のことを思い出すのを再発防止策とします。
みなさんもご注意ください。