4月からメインの電話番号を楽天モバイルにMNPして使い始めたところ、詐欺SMSが届くようになりました。
楽天はSMSのフィルタリングが甘い?というか、フィルタリングしてない?
Amazon風の詐欺SMS
今回届いたSMSがこちら。
「Amazonプライム会費のお支払い方法に問題があります。詳細はこちら」としてリンクが張られています。
リンク先のドメインは「amazon-jpsignc.shop」です。
どうしてこんな見え見えの嘘アドレスで騙せると思ったのかわかりませんが、とにかくこういうものが届きました。
アクセスすると住所、氏名、電話番号、クレジットカード番号などの入力を求められます。
SMS本文が会費のお支払い方法に問題があるという内容ですから、上記アドレスに疑問を持たなかった場合は、そのまま入力してしまうかもしれませんね。
しかし、よくわからないサイトにカード決済に必要な情報をすべて入力するのはたいへん危険です。
もしもこうした情報を入力してしまったら、すぐにクレジットカード会社に連絡して指示を仰ぎましょう。
IDとパスワードを入力してしまった場合は?
クレジットカード情報のようなお金に直結する情報ならギリギリでストップできるかもしれませんが、AmazonのIDとパスワード程度なら気楽に入力してしまうかもしれません。
(つい先日、親戚からそんな相談を受けたところです)
ID(メールアドレス)とパスワードを正体不明のサイトに入力してしまった場合は、Amazonのパスワードを変更するのは当然として、同じパスワードを使っている他のサイトのパスワードもすべて変更しましょう。
そして、そのときはついでにサイトごとに別々のパスワードを割り当てましょう。
犯人はあなたのIDでAmazonを不正利用したいのではなく、もっと使いでのある別のサイトを不正利用したいのかもしれないからです。
パスワードの使いまわしが良くないのは、こうしてどこか一箇所で漏れると、他のすべてのサイトが危険にさらされることです。
パスワードは自分の頭で覚えようとせずにパスワードマネージャーに覚えさせるのが安全です。
楽天に変えるまでは届かなかったタイプの詐欺SMS
さて、冒頭に書いたとおり、このSMSが届いた電話番号は4月から楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)にMNPしたものです。
それ以前にはこの番号にAmazonを名乗るスパムが届いたことはないので、もしかしたらキャリアを楽天に変えたことでこれまでブロックされていた詐欺SMSが届くようになったのかもしれません。
楽天モバイルには迷惑SMSをブロックする機能は用意されていません。
また、Rakuten Linkには特定の番号からの着信を拒否する機能はありません。
Amazonプライムが一時的に切れても何も心配する必要はない
今回のSMSはいわば「このままだとAmazonプライムが切れちゃいますよ」という警告の体裁を取っているのですが、そんなものが一時的に切れても何もダメージはありません。
仮に本当に切れたとしても、その後Amazonのサイトに正しい情報を入力すれば、即座に復活できます。
慌てず、騒がず、落ち着いて対処することが大切です。