Apple Watchのディスプレイはお手頃なSportがいちばん見やすい模様

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Apple Watch Apple

ディスプレイのカラーキャリブレーションソフトなどを手がけるアメリカのDisplayMateという会社がApple Watchのディスプレイの評価レポートを公開しています。

ディスプレイの見やすさの面では、Apple Watch Sportが最も優れているようです。機種選びの参考にどうぞ。


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DisplayMateによるApple Watchのディスプレイ評価レポート

DisplayMateはこれまでもスマートフォンやタブレットなどのディスプレイの性能に関するレポートをウェブサイトに掲載してきましたが、今回そこにApple Watchのレポートが加わりました。

DisplayMate「Apple Watch Display Technology Shoot-out」

その中から参考になりそうな部分を拾ってみます。

Apple Watchの色再現性はiPhone 6とほぼ同じ

Apple Watchのサポートする色域はiPhone 6のそれとほぼ同じで、sRGBの標準の色域とも近い。
白が若干青寄りになるが、それはiPhone 6も同じ。

DisplayMate「Apple Watch and iPhone Color Gamuts」

iPhone 6と並べて使っても色味の違いを感じることはなさそうです。

画面の明るさは3段階に調整可能だが「自動」設定はオフできない

Apple Watchの画面の明るさ調整は「1」「2」「3」の3段階。どの設定にしても周囲の明るさに合わせて画面の明暗は変化する。

iPhoneとは異なり、Apple Watchの画面の明るさは「自動」の呪縛を逃れられません。暗いところに行くと表示も暗くなるということです。
バッテリー消費を抑えるためにやむを得ないことでしょう。

屋内では明るさは十分だが屋外では微妙な場合も

全般的に明るさは控えめ。屋内の周囲が比較的暗い状況では十分な明るさだが、屋外では画面を覆うなどしないと見づらい場合もある。

屋内の周囲が比較的暗い状況では十分な明るさを確保しているようですが、屋外では時計を手で覆うとか体の影に隠すなどしないと見づらい状況もあるようです。
これは他のモバイルディスプレイと同様、ということのようです。

なお、Apple Watchの画面の明るさの設定は3段階に調節できますが、どの設定にしていても最大の明るさは同じだそうです。

上位2機種のサファイアクリスタルの風防は外光の反射が大きい

Apple Watchの上位機種、「Apple Watch」と「Apple Watch Edition」には風防にサファイアクリスタルが採用されてるが、サファイアクリスタルはガラスに比べて外光の反射が大きく、明るい環境光の下ではコントラストと彩度に悪影響。

サファイアクリスタルは従来型の時計でも比較的高級なものに採用されるもので、通常のガラスに比べて傷がつきにくいという特性があります。一方で、サファイアはガラスに比べて光を反射する度合いが高いため、明るい環境光の下では画面のコントラストと彩度への悪影響がガラスよりも大きいようです。

また、サファイアクリスタルは斜めから見た場合の明るさの落ち込みと色ずれの度合いがガラスよりも大きいことにも触れられています。

画面の見やすさの面ではApple Watch Sportが優れているようです。

明るい室内程度の環境ではiPhone 6と同程度の見え方

明るい室内と同程度の明るさである500ルクスの環境では、Apple Watchのコントラスト比は17、色域は67%になる。
これは画面の明るさの自動調整をオンにしてスライダーを動かしていない状態のiPhone 6と同程度の値。

Apple Watchの購入を検討している場合、もしiPhone 6が手元にあれば室内での見え方の参考になりますね。

Apple Watchに採用されたFlexible OLEDは消費電力面で有利

Flexible OLEDはピクセルごとにオン・オフを制御できることが特長。画面の黒い部分は電力を消費せずに表示できる。

画面の色を設定できるアプリは黒背景にするとバッテリーの持ちがよくなるかもしれません。
ついでに、白背景よりも黒背景のほうが明るい環境光の下でも見やすくなるともあります。


感想

Apple Watchのディスプレイは他のモバイルディスプレイと同様に画面の明るさとバッテリ持続時間のジレンマを持ちつつも、Flexible OLEDや積極的なパワーマネジメントによってどうやら時計として使えそうなレベルにまとまっていそうだという感触を得ました。

上位機種に採用されるサファイアクリスタルの風防が画面の見た目に悪影響だというのはちょっと残念ではありますが、このくらいの値段のものになると実用性だけでなく別の満足感も求められるもので、200万円の時計の風防がガラスだったらガッカリしそうですし、まあこういった情報も踏まえて好みの機種を見つければ良いのだろうと思います。


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