2014年3月にNTT docomoにMNPしてから2年と少し。この4月と5月が私の2年契約の解約月です。
docomoで最新の端末を安く手に入れられるならそのまま使い続けてもいいかと思っていましたが、総務省のやらかしのせいでその望みは断たれました。その結果、この数日間記事を連投しているiPhone SEのSIMフリー版をアップルストアで購入し、いまとても幸せです。
さて、このままdocomoに居残った場合、「月々サポート」と「ドコモに乗り換え割」が順次終了するため、毎月の支払いが4,000円くらい増えます。なんとかしなくては。
BIGLOBE LTE SIMに乗り換えた
別記事に書きましたが、乗り換え先はBIGLOBE SIMに決めていました。
決め手はサービス開始から最大3か月分のプラン基本料金が無料になるキャンペーン(最大3カ月間、月額料金が無料!【BIGLOBE SIM】)でした。
MNPする場合、転出元のキャリアにはMNP手数料を、転入先のキャリアには事務手数料を支払う必要があります。
docomoからBIGLOBEへのMNPの場合、docomoには2,160円のMNP手数料、BIGLOBEには3,240円の事務手数料が発生し、合計5,400円掛かります。
私がBIGLOBEで契約したのは毎月6GBまで高速パケット通信が行える「ライトSプラン」で、月額料金は2,324円(税込、ユニバーサルサービス料別)なので、最大3か月分 6,972円が無料になれば、MNPのコストが取り返せた上に、1,500円ほどプラスになります。
NTT docomoからBIGLOBE SIMへの乗り換えの手順
以下ではNTT docomoからBIGLOBE SIMへの乗り換えの手順を説明していますが、他の業者でもやることはほとんど変わらないと思われます。
事前準備
今回は乗り換えのコストを最小化するために、3月いっぱいでdocomoのパケット通信プランを解約し、4月のなるべく早い時点でBIGLOBEを開通させることを目指しました。
4月(と5月)がdocomoの解約月なのでBIGLOBEの開通は4月にしたいけれど、4月もdocomoのパケット通信プランを維持すると丸々1か月分の料金が発生してしまうので、このようにしました。
まず、docomoのコールセンター(151)に電話を掛けて、パケット通信プランを3月いっぱいで解約する旨を伝えます。パケット通信プランの解約は予約ができるので「3月いっぱいで解約」と指定すれば3月31日の夜中に解約してくれます。
月末の混雑日だったので電話がつながらず往生しました。手続きはドコモショップの店頭でもできるのでいくつかの店舗を回ってみましたが、月末はやっぱり激混みで、どこのショップも30分から1時間待ちでした。
つぎに、docomoのspモードの解約です。パケット通信プランと同じく151で解約できるのですが、こちらは予約ができないので、手続きの直後からパケット通信ができなくなってしまいます。それでは不便なので、3月31日の夜、Wi-Fiが使える場所に戻ってから手続きしました。my docomoのアカウントがあれば、Webサイトからでも手続きできます。
続いて、docomoのMNP予約番号を取得します。これも151またはWebサイトで行います。
Webサイトでは「解約したらポイントが無駄になりますよ」とか「手数料が合計5,400円掛かりますよ」とかの脅し文句が連続で表示されますが、気にせずに進めます。
最後にBIGLOBE SIMの申し込みをします。
3か月無料はキャンペーンのページ(最大3カ月間、月額料金が無料!【BIGLOBE SIM】)からの申し込みが必須なので、そちらで手続きします。このとき、docomoのMNP予約番号が必要です。
ここまでで事前準備は終了です。
文字にすると大変そうですが、電話が繋がるのを待つ時間を除けば、全部合わせて実働30分も掛かりません。
SIM受け取り
BIGLOBE SIMのサイトには、申し込みから最短3日で自宅にSIMが届くと書かれていますが、私の場合は2日後の夜に届きました。ゆうパックです。
SIMが届いた翌日から契約期間に入りますが、MNPの場合はさらに2日後に切り替えが行われることになっています。ちょっと時間が掛かるのですね。
黙ってじっと待っていれば、2日後にdocomoが圏外になり、BIGLOBEが使えるようになるはずです。
2日も待たずに済ませたいのですぐに開通させる
上に書いたとおり、私はすでにdocomoのパケット通信プランを解約してしまっているので、BIGLOBEが開通しないとパケット通信できないのです。この状態があと2日も続くのは耐えられない。
そんな場合は、BIGLOBEに電話を掛けると前倒しで手続きをしてくれる仕組みがあります。
BIGLOBE SIM契約者本人が所定の電話番号に電話をして「すぐに開通してください」と依頼すれば、約2時間で切り替え処理が行われ、BIGLOBEが使えるようになります。(電話番号はSIMと一緒に送られてくる冊子に書かれています)
なお、週末だったためか電話が大変繋がりにくく、リダイヤルを繰り返してやっと手続きできました。
「約2時間」とされていますが、実際は40分ほどで開通しました。
通信設定が必要
BIGLOBEのSIMを挿入したスマートフォンでパケット通信を行うためには、スマートフォン側で接続設定(APN設定)をする必要があります。
手順は難しくありません。
iPhone/iPadの場合はこちらの動画で詳しく説明されています。
Androidの場合はこちらです。
通信速度やサービスは値段なり
以上のようにして無事にdocomoからBIGLOBEへの乗り換えは完了しました。
SIMフリー版のiPhone SEでも、docomo版のiPhone 5sでも、正常に動作しています。
試しにスピードテストをしてみたところ、次のような結果になりました。
お世辞にも速いとは言えませんが、特に遅いわけでもなく、実用上は問題ない速度です。WebもメールもOneNoteもOneDriveも、どれも不自由なく使えています。
通話の品質はdocomoと比べて悪いとは感じません。
速度がほどほどな点や、上に書いた開通を早めるための電話が非常に繋がりにくい点などは、コストダウンのしわ寄せに違いないのですが、docomoを使い続けるのと比べて月々の支払いが半額以下になるわけですし、値段なりと考えれば納得できます。
3か月無料のキャンペーンが延長されている!
以上、NTT docomoからMVNOのBIGLOBE SIMに実際に乗り換える手順についてでした。
BIGLOBE SIMでは最大3か月まで月々のプラン料金が無料になるキャンペーンを実施しています。
リンク:BIGLOBEモバイル
3月末で終了する予定でしたが、新たに5月末までを期限に同じ内容のキャンペーンが始まっています。
月々の高速パケット通信量が6GBまでの「ライトSプラン」(月額 2,150円)と、同じく12GBまでの「12Gプラン」(月額 3,400円)に加入した場合、サービス開始月 プラス 2か月の合計最大3か月分のプラン月額料金が無料になるという内容です。
MVNOの業者はたくさんあって、その通信品質について各メディアで定点観測が行われていますが、毎月の変動が激しすぎて「どこは良い、どこはダメ」とは一概に言えない状況です。
そんな中で「そこそこ」のレベルで比較的安定した品質を提供しているBIGLOBEをお得に利用できる今回のキャンペーン、格安SIMへの乗り換えを考えている方はぜひチェックしてみるべきだと思います。
なお、キャンペーンが適用されるのは特設ページ(最大3カ月間、月額料金が無料!【BIGLOBE SIM】)から申し込んだ場合のみです。
通常の申し込みページや店頭からの申し込みでは対象とならないのでご注意ください。