すでに各所で報道されていますが、ドコモ、au、ソフトバンクの3社は、従来利用開始から25か月目と26か月目に設定されていた2年契約の更新期間(=違約金なしで解除できる期間)を、24か月目にも拡大することを発表しました。
2年周期でiPhoneを買い換える勢にはありがたい変更です。
携帯3社が2年契約の無料解除期間を3か月に
これまで、携帯3社で2年間の継続利用を約束する代わりに月々の利用料を安くする、いわゆる「2年契約」を利用した場合、契約の更新期間は25か月目と26か月目の2か月間とされており、この期間以外に解約や大きな契約変更をした場合には、違約金を支払う必要がありました。
今回の発表では、この更新期間が手前に1か月拡大され、24か月目から26か月目までの3か月間なら、違約金なしに解約・変更できるようになります。
イメージはこんな感じです。(auが公表している説明図です)
この変更が適用されるのは、従来の基準で2019年4月以降に更新期間を迎える利用者です。
つまり、たとえばこれまで2019年4月〜5月が更新期間だった人は、2019年3月〜5月が更新期間になるということ。
ユーザーにとってはありがたい変更です。
9月にiPhoneが欲しくなる勢にとって非常にありがたい
さて、この変更の恩恵を最も強く受けるのは、毎年同じ月に新製品を発表・発売するiPhoneを利用する私たちです。(GalaxyやXperiaのフラッグシップにも同じような規則性があるのなら同様に恩恵を受けられます)
これまで、ある年の9月に発売直後のiPhoneを購入すると、2年後の9月に発売される新しいiPhoneを発売直後にMNPで他のキャリアに乗り換えて手に入れようとした場合に、違約金の支払いが発生していました。
先程の図でいうと、ここで乗り換え(解約)することになっていたからです。
このタイミングで無理やり乗り換えると違約金(約1万円)が発生し、そうせずに更新月を待っていると年々iPhoneを手に入れるタイミングが遅くなっていくという問題がありました。
今回の変更のおかげで、2年毎にMNPを利用してiPhoneを買い替えつつキャリアを乗り継いでいくユーザーは、違約金を払うことも、発売月に指をくわえて見ていることもなくなります。
MNPの恩恵は以前ほどではなくなりましたが、それでも同じキャリアで機種変更するよりはずっとお得です。この調子でわかりにくい制度の改善が進むといいと思います。
以上、携帯3社が2年契約の更新期間を拡大するという話でした。
リンク:iPhone(NTTドコモ)
リンク:iPhone(ソフトバンク)
リンク:auオンラインショップ