Windows 10 Mobileの新機能「Continuum」では、スマートフォンをアダプターを介してHDMIのディスプレイに接続すると、PCのような大画面で利用できるようになります。
Continuumがかなり使えそうなことがわかる動画がアップされています。
Windows 10 MobileのContinuumはかなり使えるかも
WinBetaがContinuumのデモ動画「Windows 10 Continuum for Phones Demo」という動画を公開しています。
おおよそ次のような内容です。
- Continuumで利用できるのはUniversal Appだけ. それ以外はスタートメニューでグレイアウトされ、選ぶとエラーになる.
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ContinuumはドックまたはMiracast経由でディスプレイと接続すると使える.
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CortanaもPCと同じように使える.
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アクションセンター(画面右に出てくる表示領域)もある.
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ディスプレイドックにマウスとキーボードを接続し、1080p/60Hzで画面表示して使うと、ほんとにPCみたい.
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Edgeブラウザーを起動してみるとデスクトップと同じように表示される. タブの追加も簡単. ページのシェアもできる. ブックマークや設定も可能.
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アプリは起動したままタスクバーに最小化できる.
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Wordも使える. キーボードで入力できるし、他のアプリからテキストのコピペもできる. キーボードのショートカットも使える.
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タスクビューボタンでウィンドウの一覧を表示して切り替えることもできる.
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スタートメニューのカスタマイズも可能.
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myTubeやTweetiumも使える.
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デスクトップの背景やテーマカラーの変更もできる.
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ディスプレイごとのテキストサイズの変更も可.
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メモリーが3GBしかないスマホだから重いアプリをいくつも立ち上げたら動作が遅くなることもある.
いかがでしょうか。
Edgeの操作で多少もたつく場面もありましたが、全体的にキビキビ動いている印象で、ちょっとテキストを書くくらいならこれでも十分使えるんじゃないかという気にさせられます。
日本ではPCを持たずにスマホ1台でなんでも済ませる若者が多いとも聞きますので、そういったユーザーに向けたプラスαの用途の提案として良いかもしれません。
ニューズウィーク日本版 「日本の学生のパソコンスキルは、先進国で最低レベル」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2015/09/post-3899_1.php
さて、家にもオフィスにもPCがある自分としては、これが外出先でも使えるテキスト書きの道具になるかに関心があります。
ポインティングデバイスはスマホ本体がタッチパッドのように使えるので良いとして、キーボードとHDMIのモニターで持ち歩きが苦にならないようなものがあれば、ラップトップ代わりになるかもしれません。
HDMIのモバイルディスプレイというとこういう製品が見つかります。
Bluetoothキーボードは安くて良いのがいくらでも売られています。
私はこれを持っていますが、外で使うものとしては何の不満もありません。もっと新しい製品もたくさんあります。
あとはモバイルバッテリーとUSB TypeC-HDMIアダプターがあれば、本当にラップトップ的な使い方ができそうです。
Full HDディスプレイを搭載したラップトップPCを1台買うよりも安く済みそうですし、情報はスマホに一元化できそうですし、使い方によってはアリかもしれません。
なお、Continuumは安いアダプターでも使えるようです。こちらの記事でご確認ください。
https://kiritsume.com/lumia-can-continuum-using-cheap-usb-hdmi-adapter/