iPhone 11シリーズの発売を控え、買うか買うまいか悩んでいる方もいるかもしれません。私もその一人です。
そんなあなたに冷静さをもたらすMarques Brownleeさんの動画を紹介します。
彼の理屈はiPhone 11でも有効なのか?
カメラ機能を目当てにiPhoneを買おうとしている人への金言
そのMarques Brownleeさんの動画がこちら。約1年前、iPhone XSのレビューとして投稿されたものです。
いつもの超美麗な映像でiPhone XSの各部を紹介したあと、動画の最後でこういうことを言われています。
「iPhone Xを持っていて、1000ドル使う余裕があって、より高速なスマホと性能の高いカメラが欲しいなら、iOSをアップグレードして、ソニーRX100を買えばいい」
ちょうど1年前にこの動画を見て、なるほどそのとおりと思ったものです。
ちなみに、初代RX100なら3万円台前半で買えます。
iPhone 11でも同じことが言えるのか? 〜 超広角レンズの要否が決め手に
さて、この動画から1年後、今年発売されるiPhone 11シリーズへの買い替えでも同じ考えは通用するのでしょうか?
2年周期でスマホを買い換える人が多いでしょうから、買い替え元の機種はiPhone Xだとして、それとiPhone 11シリーズの違いは…
- プロセッサー性能の向上は20%ほどと見込まれる
iPhone XからXSでGeekbench 4のマルチコアのスコア向上率は10%弱でした。
今回も同じ幅で上がるとすれば、iPhone Xに対して20%ほど向上すると見込まれます。 -
超広角レンズ追加
カメラの変更点はフルサイズ換算で13mm相当の超広角レンズが追加されることが大きいです。
この2点が10数万円の買い替えに値するかということになるわけですね。
まずプロセッサーについては、iPhone Xレベルの性能で不満な人ってほとんどいないんじゃないでしょうか。
私もiPhone Xと同世代のiPhone 8を持っていて海外旅行先などで使っていますが、処理速度には全く不満なし。プロセッサーは買い替えの動機にはなりません。
次にカメラですが、これはMarquesさんのアイデアの裏をかいたアップデートだったと思います。超広角レンズが欲しい人はiPhone 11シリーズが欲しくなるでしょう。
コンパクトカメラでこのクラスの広角レンズを備えたものは知りません。(たぶんありません)
GoProなどのアクションカムでもせいぜい15mm相当なので、その上を行っています。
iPhone 11の超広角レンズはほとんど魚眼レンズクラスです。
しかも、ネット上にある作例を見ると、魚眼っぽい歪みはソフトウェアでしっかり補正されているようで、撮ってすぐSNSにアップするようなカジュアルな使い方にも対応できそうです。
iPhone 11シリーズに買い替えるかどうかは、超広角レンズの要否にかかっていると言えるのではないでしょうか。
写真や動画を作品として撮る方ならこの部分に10数万円出してもいいと思うかもしれません。同じ映像はレンズ交換式のカメラにでっかい超広角レンズを付けないと撮れないわけですから。
そうじゃない多くの方にとっては、じっさいに使って広角レンズの魅力を体感しなければ、わざわざスマホごと買い換える動機にはならないような気がします。
ということは、買うかどうか迷っている方は、なるべくiPhone 11シリーズに近寄らないのが、お財布のためには良いことかもしれません。
というわけで、広角レンズが欲しい方は買い。広角レンズが何かよく知らない方はなるべくiPhone 11を見ない・触れないようにするのが良さそうだという話でした。
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