2月になりまして、携帯電話販売時の多額のキャッシュバックや「一括0円」的な販売手法の見直しが始まったようです。
先週あたりから気になってTwitterなどをウォッチしていましたが、一部の店舗がラストスパート的に従来の販売手法で戦っているものの、以前と比べるとずいぶんおとなしくなったように感じました。
3月末で2年縛りが明ける身として、今後の身の振り方を考えます。
とりあえず「一括0円」祭りは終わりらしい
携帯電話各社がそれぞれこの2月から販売手法を見直すということが新聞等で報じられていたので、ここしばらくTwitterなどをウォッチしていました。
以前ほどの勢いはないものの、複数台MNPすると何万円キャッシュバックされるといったツイートも散見され、「なんだかんだで今後も同じようなことが続くんじゃないの?」と思っていたのですが、ふと見かけたツイートにこのようなことが書かれていました。
【お急ぎ下さい】
他社から #MNP で #au にお乗り換えするキャンペーンが1/31(日)までで完全終了となります。
今後は本体代金 #一括0円 が廃止されますので、2/1からの実質1万円以上で、価格は7万円ほど値上げします(´・_・`)#docomo #Softbank
— auショップ日本橋小伝馬町 (@aushop_kodenma) 2016, 1月 29
「実質1万円以上で、価格は7万円ほど値上げします」の意味はよくわかりません。一括払い価格が1万円以上になるってことでしょうか?では7万円とは何なのか?
ともあれ、何かが大きく変わることは間違いないようです。
今後の身の振り方
さて、私が使っているdocomoの機種は2014年3月に契約したもので、今年の3月いっぱいで2年の年季が明けます。違約金が発生しない解約月は4月です。
本体を一括払いで購入していたので、4月以降は毎月の端末代金分の値引きがなくなるため、月の支払いが3,000円ほど増えます。このため、引き続き同じような条件で使い続けられる他社への転出を考えています。
コスト的に最もお得な解約の仕方は、3月末日にパケット定額のプランを解約し、4月1日にMNPで他社へ転出することです。
理由は、①パケット定額プランの料金は解約月も全額取られるので月末に解約し、②その他の料金は日割りになるので月初に他社へMNPするのが、パケット通信が使えない期間を最小にしつつ最安のコストで乗り換える方法だからです。
そんなわけで、4月のMNPへ向けて検討を進めています。
auかソフトバンクへ転出
大手キャリアの安心感と、あわよくば従来の「一括0円」に近い条件での契約を目論んで、auまたはソフトバンクにMNPするプランです。
従来、docomo、au、ソフトバンクの大手3社で端末代金を一括払いしておくと、月々の利用料から端末代金の月々の支払いに相当する金額が差し引かれるという施策が行われていました。「一括0円」で契約すれば、払ってもいない端末代金相当額が毎月の利用料から割り引かれるというお得な状態だったわけです。
機種にもよりますが、月々3,000円近く割り引かれる場合があり、その結果月々の利用料が3,000円程度に収まることも珍しくありませんでした。いい時代じゃった。
新しく買う端末は6か月後にはSIMロックを解除できるので、海外にそのまま持っていって現地のSIMを使うこともできます。
2月以降もこの環境が激変しない場合には、大手キャリアで新しい端末を買って乗り換えるというプランは非常に魅力的です。
ただ、「一括0円」を「一括1円」にしましたというような詭弁は、この問題がお役所主導で進んでいるという背景を考えればまずあり得ないので、これまでよりも条件が悪くなることは避けられないと思います。
地方にお住まいの場合など、手近であまり有利な案件が見当たらないときには、ネットで申し込めてソフトバンクへの乗り換えでキャッシュバックがもらえるおとくケータイ.netなども検討に値すると思います。
思い切ってMVNOへ転出
大手キャリアにも最新の端末にもこだわらず、料金の安さだけを求めるプランです。
幸い今使っている端末はdocomoのものなので、MVNOは選び放題です。
音声通話プランで月々の料金は最大3,000円程度。docomoのMVNOなので地域によって電波の掴みが悪いということもないでしょう。
以前、Surface 3にNifMoのSIMを挿してみたことを記事にしましたが、そのときの印象ではMVNOでも全く問題なく使えます。
私はすでに携帯キャリアのメールアドレスは捨ててしまって、すべてのアドレスをGmailとOutlookメールに集約しているので、メールのないMVNOだろうと何の問題もありません。
月々の料金を最小化しながら、キャリアの意向に関係なく好きなタイミングで好きな端末を使うことができるのが、MVNOの魅力だと思います。大手キャリアと違って、解約の縛りが緩いというのも利点です。
今ならDTI SIMのように最初の半年間は無料というキャンペーンを行っているところもあります。
Lumiaを使うならMVNOが安心
このブログではWindows 10 Mobileのフラッグシップ機種「Lumia 950」シリーズについてしつこく取り上げていますが、このような海外の端末を使うなら、SIMフリー端末での使用を前提としているMVNOで使うのが安心でしょう。
大手キャリアのパケット定額プランで使うこともできるのですが、通信設定を間違えると常識はずれに巨額な(何百万円とかの)請求が来ることもあり得なくはないので、心やすらかに過ごすならMVNOが良いと思います。
私はとりあえず、大手キャリアの動向を様子見しつつ、今のところ2月末で終わる予定のDTI SIMの半年無料キャンペーンの行方を見守りながら、身の振り方を決めたいと思います。