ソニーから完全ワイヤレスイヤフォンの新作「WF-1000XM3」が発売されました。
発表直後からさまざまなレビュー記事・動画が公開され、そこでの評判の高さからか発売以降ずっと品薄状態が続いています。
AirPodsの快適さを経験したあとでも満足できるほどのものなのでしょうか?
完全ワイヤレスイヤフォンのユーザーレビューには注意が必要な件
発売からすでに10日が経過しているWF-1000XM3については、各ECサイト等でたくさんのユーザーレビューが公開されています。
リンク:WF-1000XM3のレビュー(Amazon)
リンク:WF-1000XM3のレビュー(楽天)
リンク:WF-1000XM3のレビュー(価格コム)
初期不良や故障への対応のマズさを除けば、音質・接続安定性・バッテリーライフ・デザイン等で概ね良好な評価がされているようです。
ノイズキャンセリングについては「思ったほどではない」という意見から、「Bose QuietControl 30よりよく効く」という意見まで幅広いのですが、本当にQuietControl 30より効くのなら相当なものだと思います。
ユーザーレビューを読む上で留意した方がいいのは、完全ワイヤレスイヤフォンという比較的新しいジャンルの製品のレビューは、ユーザーによって評価の基準が違いすぎる場合があるということです。
完全ワイヤレスを初めて使ったユーザーがシンプルに「ケーブルがなくなって快適、最高!★5つ」と評価しているものと、Earin、AirPods、あのひどかったWF-1000X、Jabra、Amazonにある各種格安モデルなどを渡り歩いてWF-1000XM3に辿り着いたユーザーのものは区別して見なければいけません。
もちろん参考にすべきは後者の評価です。
まだ完全無欠の製品がない完全ワイヤレスイヤフォンの世界では、様々な製品と比較してより「まし」な製品を選ぶしかないので、多くの製品に触れた先人の意見を積極的に参考にすべきです。
それから、接続する機器がiOSかAndroidかで使い勝手が違う場合があるようなので、そのあたりも注意してチェックされるといいでしょう。(YouTube動画再生時のわずかな遅延の有無に違いがあるそうです)
現在買えるのはケーズデンキだけだが…、待てるならソニーストアがいちばん安くなるのでは?
WF-1000XM3はたいへんな品薄状態で、ビックカメラやヨドバシカメラといった大手の家電量販店では入荷次第発送とされていて、ビックカメラでは「約3週間待ち」と表示されています。
そんな中、ケーズデンキのオンラインストアだけはなぜか堂々の「在庫あり」。
店舗の在庫についても「残りわずか」となっているお店がいくつもあるようです。
上の図は北海道のものですが、他にも首都圏(神奈川、埼玉、千葉、茨城など)、近畿圏(京都、兵庫、滋賀など)には在庫を持った店舗がいくつもあります。恐るべしケーズデンキ。
ただし、ケーズデンキのオンラインストアの価格は「新製品が安い」わりには、10%ポイント還元のあるビックやヨドバシと同じ価格になっています。
納期優先の場合に選ぶ購入先という感じでしょうか。店頭なら少しは安くなっているのかしら?
さて、WF-1000XM3をいちばん安く手に入れられるのはじつはソニーストアではないかという話です。
こちら、ソニーストアのスクリーンショット。
「ヘッドホン下取宣言」と銘打って、期間中に対象のソニー製ヘッドフォン(WF-1000XM3も含まれます)を購入し、その後手持ちのヘッドフォンやイヤフォンを下取りに出すと、下取り価格に最大9,000円が上乗せされるというキャンペーンが行われています。
下取り対象のヘッドフォンやイヤフォンを持っていて、それを下取りに出せることが条件になりますが、それを満たせればなかなかお得なキャンペーンではないでしょうか。
たとえば初代AirPods(MMEF2J/A)は下取りの対象となっていますので、初代AirPodsからの買い替えにも利用できます。
キャンペーンが終わる8月23日までに商品が出荷されるのか(商品が出荷されてからしか下取り金額の上乗せはされない)という心配はありますが、ビックカメラの「約3週間待ち」を信じるなら、それほど分の悪いギャンブルではないように思います。
というわけで、WF-1000XM3をすぐに手に入れたいならケーズデンキへ、ちょっと待ってもいいから安く手に入れたいならソニーストア(オンライン)を選ぶのが良さそうだという話でした。