Microsoftのパーソナルアシスタント機能「Cortana」がiPhoneアプリになってリリースされています。
使えないことはない。
iPhoneでCortanaが使える
iPhone用Cortanaアプリはアメリカと中国限定で正式リリースされています。
アメリカのApple IDでサインインしてApp Storeを検索すると、このとおり表示されるようになります。
もちろん無料です。
レビューのスコアも悪くないようです。
早速インストールしてみました。
Cortana for iPhoneのセットアップ
iPhone用Cortanaアプリを最初に起動すると、マイクロソフトアカウントへのサインインを求められます。
サインイン画面に遷移するのでIDとパスワードを入力します。
位置情報の利用許可をします。
通知の送信許可をします。
するといきなり起動します。
気温は現在地のものですが、華氏表示です。
設定は後で変えましょう。
メニューから全体の設定画面を表示することができます。
ここでは言語・地域の設定、Cortanaがクラウドに保存した情報の管理、セーフサーチの設定、音声データの消去ができます。
なお、言語・地域は英語/アメリカか中国語/中国しか選べません。
右下のマイクのボタンを押すと音声認識モードになります。
試しに何か聞いてみます。
英語で「東京駅にはどうやったら行けるの?」と聞いてみました。
How can I get to Tokyo station?
目的地の候補の一覧が表示されました。
タップするとBing.comでルートを表示してくれます。
羽田空港への行き方も聞いてみましょう。
How can I get to Haneda airport?
「Haneda」を認識してくれません。聞き方を変えてみましょう。
How can I get to Tokyo international airport?
認識してくれましたが、ウェブの検索結果になってしまいました。
「Directions」というボタンを押すとルート表示に切り替わります。
日本の地名や施設名は超メジャーなものだけ認識してくれるようで、「丸の内」も「八丁堀」も通じません。
「渋谷」「新宿」「六本木」は通じました。
直近の予定の表示や最新ニュースのフィードも
トップ画面には天気のほかに、直近の予定やニュースのフィードも表示されます。
デフォルトでは現在地と関係のないトップニュースだけが表示されていますが、設定で「Local news」をオンにすると、現在地に関連するニュースも表示されるようになります。
表示されるニュースは全部英語(中国語設定なら全部中国語)です。
気温の表記を変更する方法
さて、デフォルトで華氏表示になっている気温を摂氏表示に変更します。
天気のカードの右上にある「…」をタップします。
「Edit in Notebook」をタップします。
「Units」で「+ Add a temperature unit」をタップして。
さらに「Temprature」ボタンをタップし。
「Celsius」を選んで「Add」すればOKです。
このように摂氏で表示されるようになりました。
他のカードでも「…」ボタンから「Edit in Notebook」でいろいろ設定をいじれます。(前出のニュースの設定もこれで行います)
日本版の登場を待ちたいです
以上、iPhone用Cortanaアプリを使う方法でした。
表示が英語になってしまうのはしかたないとして、音声認識で日本のローカルな地名がほとんど認識されないのはちょっと困ります。
早く日本語対応していただきたい。
普段、iOSのSiriとPC版のCortanaを使っていますが、どちらかというとCortanaの方が気が利いているように感じます。
スマホ版のCortanaも同じくらい気が利くとすれば、ぜひCortanaをメインで使いたいので、早く日本語対応版がリリースされることを期待したいと思います。
なお、音声認識でなく文字入力なら日本語も認識しますが、すべてウェブ検索してくれるだけで、あまり役に立ちません。