iFixitが海外で発売されたばかりのSurface Goを分解しています。
分解・修理・パーツ交換はきわめて困難なようです。
iFixitがSurface Goを分解している
デジタルガジェットの修理ツール販売業でありながら、主に各種デバイスの分解動画で注目されているiFixitが、Surface Goの分解動画を公開しています。
その動画がこちらです。
分解されているのは、RAM 4GB、ストレージ 64GBのローエンドモデル。
では中身を見ていきましょう。
Surface Goの分解・修理はとても難しいらしい
昨年発売されたSurface Proは修理しやすさ10点満点の「1」、Surface Laptopにいたっては「0」と、最低レベルのスコアを記録し続けているSurfaceシリーズですが、Surface Goはどうでしょうか?
リンク:The Microsoft Surface Pro 5 Teardown(YouTube)
リンク:Microsoft Surface Laptop Teardown!(YouTube)
Surface Goには内部にアクセスするためのネジ止めのパーツなどがないため、いきなりディスプレイを剥がしに掛かっています。初手からすでに接着剤との格闘です。
ディスプレイを開き、バッテリーのコネクターを外します。
つづいて、8つのシールドパーツを外して、ようやく他のデバイスにアクセスできるようになります。
ネジを6つ外してカメラブラケットを取り外し、赤外線カメラ、フロントカメラ、リアカメラを順に外していきます。
次に、Surface Goでほぼ唯一のモジュール式パーツであるmicroSDカードリーダーを取り外し、タイプカバーポートを取り外すと、マザーボードを取り外せる状態になります。
RAMとSSDeMMCはマザーボードに直付けされている様子で、交換して容量を増やすようなことは、事実上不可能です。
また、ヘッドフォンジャック、USB-Cポート、Surface Connectポートもマザーボードにハンダ付けされています。
残りはスピーカーとバッテリー。スピーカーはネジ止めですが、バッテリーは筐体に接着されています。
バッテリー容量は26.12Wh(7.66V / 3411mAh)で、Surface Book 4(Surface Pro 4の間違い?)の38.2Whより少なくなっています。
というわけで、Surface Goの修理しやすさスコアは、Surface Proと同じ「1」となり、最も修理しづらい部類と判定されました。
Surface Proなどと比べてディスプレイのサイズが小さい分、開けるときにガラスを破損するリスクが小さいことがプラスに評価されていますが、反面、RAMやSSDeMMCのアップグレードが事実上できないこと、(ヘッドフォンジャックなどの)壊れやすいパーツがマザーボードにハンダ付けされていて個別に交換できないこと、接着剤で固定されたパーツが多いこと、内部にアクセスするために必ずディスプレイを取り外さなければならないこと、がマイナスだとされています。
Surface Goが故障した場合、おそらく修理ではなく交換で対応せざるを得ず、その費用は高くつきそうです。最近の薄さを追求したデバイスではどれも同じような状況ですが、Surface Goもそれらのひとつということですね。
以上、Surface Goの分解レポートの話でした。
Surface Goについては、こちらの記事でも紹介しています。
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