Windows 10のプロモーションビデオが密度ギチギチで楽しかったので紹介します。
なんかスゴそうなことは伝わった。
MicrosoftのWindows 10プロモーションビデオ「Windows 10 Highlights Reel」
「Windows 10 Highlights Reel」はMicrosoftのWindows公式アカウントがYoutubeにアップしている、Windows 10の紹介動画です。
長さは1分54秒。
The Everlastersの『Get Together』に乗せた軽快なビデオですが、内容は盛りだくさんです。
ポイントは次のとおり。
- 組み込み機器からスマホ、タブレット、PC、ゲームコンソール、VRゴーグルに至るまでの膨大なデバイス群を、1つのプラットフォーム、1つのアプリストアでまかなう
- ユーザーは15億人、190カ国、111言語に及ぶ
- 一般消費者と企業ユーザー両方の望むものを形にする
- 慣れ親しんだデスクトップが帰ってくる
- でも値段は以前とは違って無料アップグレード
- Cortanaってすげえぜ
- Edgeもすごいよ
- Windows Insider ProgramをこれまでのどのWindowsよりも早く始めて外部の意見を取り込んでる
- ラップトップからキーボードを取り外すと自動的にタブレットモードになる
- OutlookやOneNoteやExcelやFresh Paintやいろんなアプリとサービスが便利
- Windows Helloで顔認識してログイン
- スマホでもPCでも同じように利用できる機能やサービスがある
- 超音波診断やMRIや公共輸送機関や発電所や工場の生産設備を支えるInternet of Thingsもカバーする
- Xbox OneのゲームをPCにストリーミングしてプレイできる
- だからデベロッパーはすごいものをいろいろ作れる
- みんながTwitterやメディアで褒めてくれてる
- Hololensでカワサキっぽいバイクのデザインもできる
2分にこれだけ詰め込むとかすごいです。
「そろそろ本気出す」
ビデオの最後にMicrosoftのCEOサティア・ナデラさんがこういうことを言っています。
“We want to move from people needing Windows to choosing Windows, to loving Windows.”
これは、Windowsを「必要だから仕方なく使うもの」から「好きだからあえて選んで使うもの」に変えようとしているということだと思います。
たしかに、もし仕事場でWindowsでもMacでも好きな方使っていいって言われたらMac選ぶよなあと思うわけですが、MSにもそういう自覚があったんですかね。
ただ、これまでWindowsがMeやVistaや8で盛大にやらかしたりしながらも図太く・しぶとく生き残ってきたのは、主にビジネスの領域で圧倒的なシェアを持つことに起因して正に「needed」だったからで、MSにそこを変えるつもりはさらさらないだろうと思うわけです。
このビデオは、過去の膨大なソフトとハードの資産を背景に大儲けする今のビジネスは維持しつつ、スマートフォンやタブレットやその他もろもろの新しい領域で「そろそろ本気出す」という宣言だと受け取りました。
本気を示すために早く日本でも純正Windows Phoneを出してください。待ってますので。