iPad mini 6 は Kindle の代わりになるか?

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iPad mini 6 Sidecar - 1 Amazon
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iPad mini 6を手に入れて約3週間が経ちました。

目論見どおりKindleの代わりになったのか?


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iPad mini 6 は Kindle の代わりになったのか?

iPad mini 6の画面サイズは8.3インチ。

iPad mini as a book reader - 1

Kindleは最上位モデルのOasisが7インチ。売れ筋のKindle Paperwhiteが6.8インチ。ベーシックモデルの無印Kindleが6インチです。

iPad mini as a book reader - 2

数値上はiPad miniのほうが少し大きいですが、かなり細長い形状であるため本の読みやすさとしてはどちらも似たようなものと感じます。

ということで、iPad miniを電子書籍端末としても使うことにしてKindleを手放せば、手持ちの機器を整理できるかもしれないというのが当初考えたことでした。

ページ送りボタンの有無

私が使っているKindleは現行モデルより一つ古いKindle Oasisです。

Kindleのロック画面(スリープ画面)に読んでいる本の表紙を表示させる方法
せっかくKindleの「広告なし」版を買ったのに、スリープ中の画面にはいつも同じような画像が表示されていて味気ない。 そんな不満を解消します。

Kindle Oasisには代々ページ送り・戻しのための物理ボタンがが付いていて、下位モデルにライトが付いたり画面が大きくなったりした今でもこの機能はOasisだけにしか搭載されていません。

Amazon Kindle Oasis - 14

そして、ご存知のとおりiPad miniにはページ送りボタンはありません。

iPad miniのKindleアプリでページ送り・戻しをするためには、画面の左端をタップするか画面を右にスワイプする必要があります。

iPad miniの場合、安定して操作するためには片手でiPadをホールドし、もう一方の手でタップなりスワイプすることになります。電車やバスで立っているときには好きなタイミングでページ送りできないことがあるかもしれません。

グリップの有無

iPad miniはベゼルが非常に狭くなりました。ホームボタンもないので、4辺すべてで持ち手になる部分がありません。表面には親指を軽く掛けるだけで、重さのほとんどは裏に回した残りの指で支えることになります。

一方のKindle Oasisは上で紹介した物理ボタンのあるエリアがタップもスワイプも受け付けないので、この部分をしっかり掴んで保持することができます。
他のKindle端末も画面の下に持ち手になる部分があるのでやはり持ちやすいです。

Kindle Paperwhite 8

Kindle Oasisの場合、親指の付け根で本体を支えられるので、掴んだ手の親指で物理ボタンを操作することができます。

Kindleのほうが重量が軽いことも有利に働いているようです。

液晶ディスプレイか電子ペーパーか

iPad miniのディスプレイはバックライト付きの液晶ディスプレイです。

対するKindle Oasisはフロントライト付きの電子ペーパーです。

液晶ディスプレイはフィルター越しにバックライトの光を見ることになるのに対して、電子ペーパーは反射光を見るだけなので目に優しいと言われています。

実際に試してみると、ある程度明るい場所(昼間や、夜間の照明をつけた室内)で2〜3時間本を読む程度なら、両者の違いはとくに感じません。どちらも問題なく読みやすいです。

しかし、寝る前に照明を消してベッドの中で何かを読もうとすると、最小輝度のiPad miniでもまだ少し明るすぎるように感じますし、夜中に目が覚めたときにiPad miniを起動すると眩しすぎてやばいです。

この点ではKindleの電子ペーパーのほうが時と場所を選ばず使えるように思います。

処理速度

読書中の処理速度には両者ともとくに不満を感じることはありません。

しかし、ライブラリーの操作(次に読む本をライブラリーから探すなど)や書籍データのダウンロードでは、iPad miniのほうが圧倒的に快適です。

というか、Kindle Oasisが遅すぎるんですね。

処理速度が上がったという新しいKindle Paperwhiteに期待したいところです。

iPad miniはKindle本以外も読める

iPad miniのよいところは処理速度だけではありません。

各社の電子書籍アプリをインストールすれば、どの電子書籍サービスの本でも漫画でも何でも読めます。

Kindleがそちらへ舵を切ることはありえないので、いろいろな電子書籍サービスを横断的に利用したい場合はiPad miniを選ぶしかないでしょう。


iPad miniはKindleを完全に置き換えられるわけではない

ということで、約3週間にわたってiPad mini 6を読書端末として使った結果わかったのは、iPad miniでKindleのよいところをすべて置き換えられるわけではないということです。

専用機には専用機の良さがあるということですね。

とはいえ、ほんの少し妥協すればiPad miniに電子書籍端末の機能を代替させられることもわかったわけで、結局は使い方次第というのが私の結論です。

ちょっと調べてみたところ、iPad mini 6の処理能力はCPUもGPUもすでにiPad Pro 11インチモデル(2018)を超えているのだそうです。

Kindle Oasis(広告なし・32GB)の価格に2万5,000円追加すればそれだけの処理能力を持ったほぼ万能なタブレットが買えて、もちろん電子書籍端末としても使えると考えれば、iPad mini 6ってお買い得です。

ネットでは品薄ですがAppleストアの店頭受け取りなら意外とすぐに買えますよ。


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