かつてKyashという「使える」決済手段がありました。
今はもうダメだと思うのですが、当のKyashさんはまだあきらめていないようです。
Kyashの使いみち
KyashはVISAプリペイドのバーチャルカードとリアルカードで、ネット店舗でもリアル店舗でもほぼすべての支払いのシーンで活躍する決済手段でした。
支払いによってKyash独自のポイントが付与され、さらにクレジットカードから入金することでクレジットカード側のポイントもゲットできたため、実質的な還元率が非常に高く、使い勝手にすぐれたサービスでした。
ここまですべて過去形で書いているのは、サービスの改悪が繰り返された結果、すでにこれらのメリットの多くが失われたからです。
今では他の還元率の高いクレジットカードを使ったほうがずっと得な状態に成り果てています。
私はかつてこのKyashが発行する「Kyash Card」(発行手数料900円)を使っていましたが、今ではカードは廃棄し、アプリはアンインストールし、記憶は「かつて日本にあったけどすでに滅びたお得なサービスのひとつ」として「過去」フォルダーに移動させたのでした。
さようならKyash。
Kyashはあきらめが悪い
そんなKyashからときどきこんなメールが届きます。
メールを受け取ってから3日間限定で利用できる残高を付与しましたという内容です。
Kyashはウェブサイトからはほとんど何もできないため、いくら付与されたのかはKyashアプリを立ち上げて確認するしかありません。
しかし、上に書いたとおりKyashアプリはすでにアンインストール済み。Kyashとしてもそういうことを見越して再インストールさせるためにこうしたメールを送ってくるのでしょうが、仮に再インストールして付与された残高をどこかで使ったとしても、またすぐにアンインストールするだけなんだから無駄なことです。
Kyashのサービス改悪が発表されたとき、ネット上のカードやポイントサービスに詳しい人々は一斉にネガティブなコメントをして、おそらくKyashから離れていったはずです。
そうした人々がこれくらいのことで戻ってくるとは思えません。私も戻りません。
先に去ったのはそちらです。もう復縁は無理だと思います。
リンク:Kyash