【比較】Google Play Musicを自宅のコンポで聞く方法あれこれ

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Google Play Music インターネット/Webサービス

Google Play Musicが楽しい。

外出先でスマホで音楽を聞くときはいつもGoogle Play Musicですし、自宅での作業中のBGMはGoogle Play MusicかAppleのBeats 1のどちらかなので、毎日ヘビーに使い倒しています。

Google Play Musicを自宅で聞くときはPCやスマホのスピーカーではなくてちゃんとしたコンポで聞きたいです。いくつか方法があるのでまとめました。


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Google Play Musicを自宅のコンポで聞く方法あれこれ

ではまいります。

MacやiPhone/iPad/iPod touchからAirPlayする

AirPlayというのはAppleの規格で、動画や音声をLAN経由で送受信するためのものです。
送信側は基本的にはiTunesやMacやiOSデバイスなどのApple製品、受信側はApple TVのほか各社からAirPlay規格に対応した製品が発売されています。

音声は44.1KHzまたは48KHzのApple Losslessフォーマットで伝送されるので、Google Play Musicの音声なら劣化なく伝送できるのがメリットです。

AirPlayに対応した受信側の機器にはオーディオメーカーから発売されているネットワークオーディオプレーヤーといわれるジャンルの製品がいくつかあり、一般的な家庭用のオーディオ機器としてそこそこの性能を期待できます。

代表的な製品は次のようなものです。

Pioneerのネットワークオーディオプレーヤー「N-50A」は、NASに格納したローカルの音楽ライブラリー(ハイレゾ含む)を再生するのがメインの機能ですが、AirPlayの受信にも対応しています。

N-50Aよりも少し値段が高くなりますが、より高品位なDA変換性能を持ち、アナログ回路の品質も高い製品としてこういうのもあります。

まだまだお財布に余裕がある場合はスコットランドの高級オーディオメーカー「Linn」から出ているDSシリーズというプレーヤーを使うと幸せになれます。

これらのプレーヤーをコンポのアンプに接続した状態で、MacやiOSデバイスからGoogle Play Musicの音声をAirPlayすることで、家庭のコンポからGoogle Play Musicを再生できるようになります。

私はすでに生産終了になったPioneerのN-30という機種を使っています。オーディオ機器としてはとても安いものですが、Google Play Musicを聞くくらいなら全く不満はありません。

この方法の問題点は、Windows PCからの再生はほぼお手上げなことです。
Windows PCでも「AirFoil」という有料のアプリを使うことでAirPlay機器に音声を送信できるようになりますが、私の環境では全く安定しませんでした。(今回のお題とは関係ありませんが、Windows PCからでもiTunesを使ってApple Musicの音声をAirPlayすることはできます。これはこれで快適です。)

また、再生中は送信側のMacまたはiOSデバイスが起動してLANに接続している必要があるので、Macを立ち上げたままにしなくてはならなかったり、iPhoneのバッテリーの心配をしなくてはならなかったりします。(ずっと通信しっぱなしなので、何もしない状態よりバッテリーの減りは速くなります。)

悪い点も書きましたが、基本的にはこのやり方がGoogle Play Musicを自宅のコンポで聞く方法の本命です。

機器の調達のしやすさや音質の面でもっとも簡単かつ確実です。

Android端末からAirPlayする

上の方法の亜種ですが、Android端末からAirPlay対応機器にGoogle Play Musicの音声を転送することもできます。

Google PlayストアではAndroidの音声をAirPlay機器に送信するためのアプリがいくつか販売されていて、たとえば「doubleTwist」をいうアプリを使うとAndroid端末で再生された音声をAirPlayに送信できるようになります。

これらのアプリはAndroid OSの音声再生の処理をフックして(=割り込んで横取りして)AirPlay機器に送信する仕組みのようで、買ってきたままのAndroid端末では機能しません。
端末のroot化という少し特殊な作業が必要になるため、あまりおすすめできませんし、自分でもやりたくありません。

どうしてもAndroidで、という場合にはぎりぎり使える方法という程度でしょう。

Google Chromecast Audioを使う

Chromecast Audioという音声専用のChromecastがようやく日本でも発売になりました。

これを使うと、Android端末やWindows/MacのChromeブラウザーから音声を送信し、Chromecast Audioの3.5mmステレオミニジャックから出力することができます。

この出力をコンポに入力すればGoogle Play Musicをコンポで聞くことができるようになります。

良い点は価格面で比較的安く済むことです。Chromecast Audio自体それほど高くありませんし、あとはケーブル1本用意すれば完了です。

また、コンポが光デジタル入力に対応している場合は、ステレオミニジャックが光デジタル出力を兼ねているので、光デジタルケーブルで接続することも可能です。音質的にはこちらの方が期待できます。

Wi-Fi接続だし、こんなに小さな筐体だし、音の方は大丈夫なの?という不安もなくはないですが、なんといっても安いのが魅力です。

Sonosのプレーヤーで直接再生する

Sonosというネットワークオーディオプレーヤーのメーカーがあります。

メインの商品はネットワークオーディオ再生機能を持つアクティブスピーカーですが、「Connect」という機種があって、これはスピーカーを持たない純粋なネットワークオーディオプレーヤーです。

SonosのプレーヤーはGoogle Play Musicの直接再生に対応していて、プレーヤーにGoogle Playのアカウントを設定することで、上記のAirPlayなどに頼らずに直接Google Play Musicを再生することができます。

Google Play ヘルプ 「Sonos で Google Play ミュージックを使用する」
https://support.google.com/googleplay/answer/6000306?hl=ja

SonosのプレーヤーをコントロールするためにPC(WindowsかMac)またはスマホ・タブレット(AndroidかiOS)が必要ですが、AirPlayの縛りがないためWindows PCやAndroid端末でも苦労なく使えるのがメリットです。

ただ、Sonosが日本に進出していないため、並行輸入品などに頼らなくてはならないという問題はあります。

LinnのDSシリーズにWindows PCまたはMacからSongcastで送信する

AirPlayのところで少し触れたLinnのDSシリーズというネットワークオーディオプレーヤーですが、Windows PCやMacの音声をまるごと送信して再生することができます。

WindowsやMacからの音声の送信にはLinn純正のSongcastというソフトを使います。
Linn Songcast

ブラウザーでGoogle Play Musicを再生→(Songcast)→Linn DS→アンプ→スピーカー、ということができるということです。

メリットは、Window PCしかなくてもGoogle Play Musicをコンポで再生できるということと、上に挙げたSonosと違って日本に代理店があるので、買いやすさやサポートの面で安心ということです。

ただし、値段はめっちゃ高いです。

DSシリーズはもともとローカルのNASなどに貯め込んだ音楽ライブラリーを再生するための装置としてスタートしたものですが、高級オーディオメーカーならではの音のクオリティもさることながら、抜群に使いやすい操作性が高く評価されています。

私も以前使っていましたが、ローカルのライブラリーを再生するためなら、これさえあれば何の不足もありません。

ただし、値段はめっちゃ高いです。(2度目)

どれくらいの値段かは画像をクリックして確認してみてください。下へ行くほど高くなります。




まとめ ~ じつはiOS端末とAirPlay機器の組み合わせが満足度高し

以上、Google Play Musicを自宅のコンポで聞く方法についてあれこれ書きました。

Google Play Musicはその名のとおりGoogleのサービスなので、同じGoogleのAndroid OS端末から使うのが手軽で便利なんじゃないかと予想していましたが、意外にもiOS端末 プラス AirPlay対応機器 の組み合わせが使いやすいようです。

Android端末とChromecast Audioの組み合わせもイイ線行ってますが、Chromecast Audioは値段は安いものの用途がものすごく限定されるのと、音質面であまり高品位なものを期待できなさそうな点から、トータルの満足度はAirPlayが上回りそうな気がします。

私事ですが、スマホの機種選びが難航しているのは、各OSと各音楽配信サービスとの相性の問題がすっきり割り切れないからです。

Google Play MusicもApple Musicも、それぞれライバル社のプラットフォームであるiOSとAndroidに乗り入れしていますが、各所のレビューなどを読むとAndroid上のApple MusicよりもiOS上のGoogle Play Musicの方が利用者の満足度が高いような印象を受けます。AndroidのApple MusicアプリでAirPlayできるという情報が見当たらないのも気になります。
Samsung S7 / S7 edgeなどの強力なAndroid端末に興味津々なのに、配信サービスの音楽をコンポで再生する環境がいまいち整っていないためにiOSからAndroidへの乗り換えに躊躇してしまうという困ったことになっています。

GoogleにはGoogle Cast for audioをメジャーなオーディオメーカーが多くの機種で採用するように働きかけを強めていただきたいと思います。


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