MacBook Pro Late 2016を使い始めて約3か月が経ちました。
当初の予定どおり自宅から一歩も持ち出さず、ほとんどの時間をクラムシェルモードで使っています。Touch Bar?なにそれ?っていう状態です。
痛感したのはUSB-Cハブが絶対に欠かせないこと。わかってはいたことですが。
USB Type-C(Thunderbolt 3)しかインターフェースがない苦しみ
現在、我が家のMacBook ProはクラムシェルモードでDELL P2415Qというモニターに接続して利用しています。
キーボードは東プレのRealforce 91U。マウスはLogicoolのMX Masterです。
モニターはUSB-CからDisplayPortへ直結できるこちらのケーブルを手に入れて対応しています。
Plugable USB-C – DisplayPort 変換ケーブル(Amazon)
キーボードはUSB接続、マウスもUSBポートに接続するUnifyingというレシーバーに接続するので、USB Type-Aを使えないと話になりません。(マウスはBluetooth接続もできますが、クラムシェルモードでは動作が安定しないのでUnifyingを使っています)
さらに、デジカメで撮影した画像を取り込むためにカードリーダーが必要ですが、MacBook Pro本体にはありませんので、これもオプションで用意する必要があります。
こういう状況なので、USB Type-Aポートを2つとmicroSDカードスロットを備えたハブは必須です。
私は2月にレビューしたdodocoolのこちらの商品を使っています。
今さらながらUSB-Cしかない不便さを痛感
上のようなハブを使ってみて思うのは、USB-Cが万能インターフェースだということです。
PlugableのUSB-C – DisplayPortケーブルが届くまでの数日間は、このハブのHDMIポートからディスプレイに接続して使っていましたが、その状態でUSB-Aポートもカードリーダーもちゃんと使えていて、USB-Cポートひとつで同時に大量のデータを流せることに驚いたものです。
AppleがインターフェースをぜんぶUSB-Cにしたくなる気持ちがよくわかります。
しかし、現状売られている周辺機器の大半はUSB-Aで接続するものなので、何かを繋ごうとすると必ずハブかアダプターが必要になり、不便極まりないです。
12インチMacBookが発売されてすでに2年以上が経っていますが、USB-C対応の周辺機器はほとんど発売されず、Amazonで「USB-C」と検索して出て来るのはケーブルとアダプターとハブばかりです。人類USB-C化計画はぜんぜんうまく行ってない。
無線で置き換えるにしても周辺機器側の対応が必要な上、カメラから写真や動画を送るなどデータ容量が大きい場合にクラウド経由だったりすると時間も掛かります。世の中のデジカメがみんなAirDropに対応してくれるならそれでもいいんですが、きっとそうはなりません。
USB-Cがより広く普及するのを待つしかないようです。
ちなみに、12インチMacBookではこんなに不便を感じることはありませんでした。
なぜかというと、12インチMacBookなりの使い方しかしていなかったからです。
外部ディスプレイの大画面を使おうとも思わなかったし、そのおかげでキーボードもマウスも接続しなかったし、ときどきメモリーカードから写真や動画を読む程度だったので、そのときだけハブを繋ぐのは苦になりませんでした。
とすると、USB-Cしかない不便さが世の中に広く実感されるには、Late 2016以降のMacBook Proの普及を待たなければならないのかもしれません。
100%愚痴のような記事で恐縮ですが、これからMacBook Proを手に入れようという方の心構えのお役に立てば幸いです。
なお、このハブは使っていると少し温度が上がること以外は全く不満のない良い製品だと思います。この種の製品としてはお求めやすいお値段なのも魅力です。
dodocool 7-in-1 USB-Cハブ(Amazon)