混迷の3大キャリアからUQモバイルに乗り換えて出費を抑える手順

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UQ mobile スマホ/Android
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世間はiPhone 11発売で盛り上がっていますが、私はといえばキャリア変更の準備を着々と進めています。

auからUQモバイルに変更して月々の出費が「増えない」ようにする話です。


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2年縛りと毎月割の終了

現在利用しているキャリアはau。

約2年前、iPhone 8 Plusの発売直後にMNPで加入しました。

その後、iPhone X、iPhone 8、iPhone XRと端末は渡り歩いていますが、回線は2年前に契約したauのものを使い続いけています。

その理由は「毎月割」です。

au毎月割

iPhone 8 Plusは家電量販店で一括払いで購入したもの。端末代金をカード払ってカードのポイントをゲットし、家電量販店のポイントもゲットし、さらに新型iPhone発売直後の売り場の混乱の中で、よくわからない割引までしていただいて、なかなかお得な買い物ができたと思っています。

当時のauの料金体系では、端末を一括払いで購入した場合、機種ごとに決められた金額が毎月の利用料から2年間に渡り割り引かれる「毎月割」を利用できました。

そのとき設定されていたiPhone 8 Plusの毎月割は3,065円。

この金額が今も月々の利用料から差し引かれるので、私が毎月払っているauの利用料はだいたい4,500円から5,000円の間に収まります。

さて、毎月割は2年間で終了してしまうため、この10月分からは毎月割なしの利用料を支払うことになり、月々の支払いは8,000円ほどに跳ね上がります。高いです。

というわけで、ちょうど2年契約の更新月期間でもあり、他社への転出を検討していたのでした。


3大キャリアでは安くなりようがない

転出先の候補として、まず3大キャリアの他の2社、すなわちドコモとソフトバンクの料金プランをチェックしてみましたが、相次ぐ料金体系の変更の結果、どちらを選んでも今より料金がアップするのは避けられないことがわかりました。

以前のプランなら、発売されたばかりのiPhone 11シリーズを一括払いで買って、毎月割に相当する「月額サポート」や「月月割」をゲットすることでほぼ同等の条件を維持することができたはずですが、今ではそんなこともできません。

毎日持ち歩いていつ壊れたり無くしたりするかわからない端末を、2〜3年後にきれいな状態で返却する約束で分割払いで使うようなことはしたくないし、そうしなければ月々の料金はひとつも安くなりません。

だいたい、端末代金と利用料金を分離して料金体系をわかりやすくするのが狙いだったはずなのに、長期レンタルみたいな料金が登場して却ってわかりづらくなってるやないか。よく理解しないままに飛びついたユーザーは、端末を壊したり無くしたりしたとき初めて、おかしな料金プランを掴まされたと知ることになるんじゃないでしょうか。ひどいですね。

というわけで、私は3大キャリアから離脱することにしました。

行き先はUQモバイルです。


MVNOのすっきりした料金プラン

3大キャリア以外にも携帯電話サービスを提供している会社はたくさんありますが、その中でもUQモバイルとY!モバイルは通信品質の安定性に定評があります。

そして、どちらも料金プランがとてもシンプル。
毎月の通信容量を「大」「中」「小」から選べばほぼプランが決まります。

MVNOで来年以降の5G対応がどうなるのかという心配がないわけではありませんが、ひとまず現時点ではこのどちらかの会社を選んでおけば、日常的な場面で不満を覚えることはないはず。

ひとつ欠点があるとすれば、海外でのデータ通信ができない(通話・SMSはできる)ことですが、そもそも3大キャリアの海外データ通信プランは料金がべらぼうに高いので、事実上問題にはなりません。海外に行ったら現地のSIMを手に入れて現地の通信サービスを利用しましょう。

で、UQモバイルかY!モバイルかの選択については、余った通信容量を翌月に繰り越しできるという一点で、UQモバイルを選びたいと思います。(Y!モバイルはこの仕様のせいでたくさんのお客を逃していると思うのですが、どうして変更しないんでしょうか)


auからUQモバイルへの転出タイミングは月末

auから他社へ転出するタイミングは「月末」がおすすめです。

auでは月の途中で解約した場合でも、その月の料金を全額請求されるので、月末までしっかり使い切ってから解約します。

一方、UQモバイルへ転入するタイミングはいつでもOKです。UQモバイルの初月の請求は日割りで行われるからです。

ということで、転出は9月末日としましょう。


転出・転入の手順と準備

電話番号を維持したまま携帯電話事業者を変更する場合、MNPという仕組みを使います。

auからUQモバイルへMNPを利用して転出する場合の流れは次のとおり。

  • 「MNP予約番号」を手に入れる
    まず、auのウェブサイトでMNP予約番号というものを手に入れます。
    この番号を介して携帯電話事業者間で電話番号の引き継ぎが行われます。
    番号の有効期限は15日間なので、あまり早く手に入れると具合が悪いです。乗り換えの5日前くらいがちょうどいいと思います。

  • UQモバイルに申し込む
    UQモバイルのウェブサイトで加入の申し込みをします。
    その際、MNP予約番号、メールアドレス、本人確認書類、クレジットカードまたはキャッシュカードの情報が必要です。

  • UQモバイルのSIMが届いたら、月末まで待って開通させる
    申し込み後数日でUQモバイルからSIMカードが届くので、契約を切り替えたいタイミングを待って、開通の手続きをします。開通手続はmy UQ mobileというウェブサイトから行えます。
    なお、開通の手続きをしない場合でも、SIMカードの発送日から7日後に自動的に開通されてしまうので、狙った日付で開通させるためには、開通したい日から1週間以内に申し込むと良いでしょう。

というわけで、9月末日に転出・転入するためには、9月23日頃に上記手続きを始めるのが良さそうです。


乗り換え後の月々の料金は?

UQモバイルではこの10月から新料金プランがスタートします。

データ通信の容量と通話オプション(無料通話)の種類を組み合わせて自分に適したプランを選べます。

UQ料金プラン-1
UQ料金プラン-2

仮にデータ通信容量を「M」、通話オプションを毎月60分まで無料の「通話パック」とした場合、月々の料金は税別3,480円。消費税とユニバーサルサービス料を加えても4,000円以内で収まりそうです。

容量を減らしたり、通話オプションを外したり(無料通話がなくなるだけで、従量料金で通話できます)して、さらに料金を下げることも可能。

「最初の○○ヶ月は××円オフ」とか「最初の○○ヶ月は××GB増量」みたいな目くらましがなくなって、たいへん好感度の高い料金プランです。


端末を自分で買うならMVNOは十分検討の価値あり

総務省の指導のおかげで3大キャリアの料金プランは却って混迷を深めたと思いますが、ともかく今後は端末の販売と通信サービスは次第に独立していくことにになるのでしょう。

Galaxy Note 10やHuawei P30 Proでもそうでしたが、3大キャリアの発売を待っていると、日本向けのカスタマイズとかアメリカのHuawei排除のお付き合いとかで、無駄に待たされることが避けられませんし、今後「端末はどこででも自由に買ってきてね」となるのは悪いことではないようにも思います。

ユーザーが好きな端末と回線を組み合わせて使うこと自体はけっこうなことですし、その際MVNOを選べば料金面でも有利になるでしょう。

というわけで、私は当分のあいだ、iPhone XR + UQモバイル の体制で行きたいと思います。


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