つい先日、メイン回線として使っているUQモバイルのプランを「ぴったりプラン S」(月額実質3,278円)から「くりこしプラン S」(月額1,628円)に変更して節約した話を紹介したばかりですが、来月には楽天に転出することを目論んでいます。
月額無料生活は可能なのか?いくつかの注意事項について。
Rakuten UN-LIMIT VI は2021年4月1日スタート
楽天モバイルは昨年4月にMNOとしてのサービスを始めたあと、すでに3回もプラン内容を改定(改良)する発表をしています。
最初はパートナー回線の通信容量を2GBから5GBに拡大したRakuten UN-LIMIT 2.0。
次が5Gに対応したRakuten UN-LIMIT V。
そして直近では、ahamo/povo/LINEMOへの対抗として発表されたRakuten UN-LIMIT VIです。
ahamoが月額2,700円(税別)に値下げしてしまったので、近いうちにRakuten UN-LIMIT VIIも登場するのではないかと予想しています。
さて、現時点で発表済みの「Rakuten UN-LIMIT VI」は、通信容量次第では月額0円で利用できる驚異の料金プランです。
利用量が1GBまでなら無料、UQモバイルの「くりこしプラン S」と同じ3GBまでなら1,078円、さらに20GBまでで2,178円、その後はどれだけ使っても3,278円です。
さらに、専用アプリからの国内通話はどれだけ掛けても無料です。(通信容量をわずかに消費します)
思うように外出できない現在のような状況では、月々3GB利用することも稀で、この状態が当分続くとすれば、Rakuten UN-LIMIT VIで月額1,078円生活ができるはずです。うまくすれば0円生活も可能かも。
メイン回線を「くりこしプラン S」から「Rakuten UN-LIMIT VI」に乗り換えると、通信容量1GB超3GB以内として、月額料金がさらに700円ほど安くなり、メイン回線からの通話も無料になります。
これは乗り換えるしかないのでは?
リンク:Rakuten UN-LIMIT VI(楽天モバイル)
検討(1)〜 楽天をメイン回線にしても大丈夫なのか?
Rakuten UN-LIMIT VIをメイン回線にする場合、心配なのは通信品質とサービスの安定性です。
現在、1年間無料のRakuten UN-LIMIT Vをサブ回線として利用していますが、楽天エリア内にいてもパートナー回線(au回線)ばかりが使われている様子で(←ユーザーページから過去の利用状況を確認できる)、いずれパートナー回線が廃止されたときにどうなるのか不安です。
また、Rakuten miniの対応バンドを勝手に変えて総務省から叱られた問題とか、最近も頻発する最新世代iPhoneでの問題など、サービスの安定性についても不安があります。
ついでに言うと、私はiPhoneで利用するつもりなので、(不具合以外の)機能制限があるとわかっている楽天モバイルをメイン回線にして大丈夫なのかというのも、やはり不安です。
しかし、こうした様々な問題も、もしも我慢できないほどひどければ、また他所へ転出すればいいだけと考えれば、それほど重大なこととは思えません。
なにしろ、Rakuten UN-LIMIT VIには契約期間も解約金も設定されていませんし、他社には契約時に手数料が掛からないプランもいろいろあるのですから。
検討(2)〜 移転費用
UQモバイルからRakuten UN-LIMIT VIへ移転する場合の費用について考えます。
UQモバイル側の費用
UQ側で想定できるのは、「解約金」「MNP手数料」「解約月の利用料」です。
まず、解約金は先日「くりこしプラン」に乗り換えたことでクリアしたはずです。(「くりこしプラン」には契約期間も解約金もありません)
次に、MNP手数料は2021年4月1日以降の移転なら無料化されることが決まっています。
リンク:「携帯電話番号ポータビリティ」の手数料を廃止(KDDI)
そして、UQモバイルでは解約月の利用料は日割りで請求されることになっているので、厳密に(たとえば)月の最終日などにタイミングを合わせる必要はありません。
楽天モバイル側の費用
次に楽天側で想定できるのは、「事務手数料/SIM発行手数料」と「契約月の利用料」です。(Rakuten UN-LIMITの1年間無料キャンペーンは利用済みのため、あらたに1回線契約する想定です)
Rakuten UN-LIMITでは契約時の事務手数料等は設定されていません。無料で加入できます。SIMの発行も物理SIM・eSIM問わず無料です。
また、Rakuten UN-LIMITを利用開始した月の料金は日割りで計算されるので、やはり開始日を調整する必要はありません。
リンク:楽天モバイル通話 SIM 料金用 (Rakuten UN-LIMIT V)(楽天モバイル)
総合すると、移転に掛かる費用は、UQの解約日(=楽天の開通日)に両者の料金を重複して支払う分だけ、ということになります。
たとえば、楽天の1,078円の30分の1なら約34円です。
移転の費用は「ほぼゼロ」と言っていいでしょう。
リンク:Rakuten UN-LIMIT VI(楽天モバイル)
事前準備として1年間無料で利用中の楽天回線を解約する
Rakuten UN-LIMIT VIの「データ1GBまで0円」は1回線目のみに適用されるルールです。
2回線目以降は0GB〜3GBまで一律で月額1,078円課金されます。
月の利用量が1GB以内に収まることはあまり考えられませんが、念の為、月額0円の可能性を残しておきたいと思います。
つまり、新たに契約するRakuten UN-LIMIT VIの回線を「1回線目」にするために、現在1年間無料キャンペーンで利用中のRakuten UN-LIMIT Vの回線を解約するということです。
仮にUQから楽天への移行を4月1日に行うとすれば、3月の後半のどこかで解約手続きを済ませておけばいいでしょう。
解約は「my楽天モバイル」のウェブサイトで行えますし、Android端末なら「my楽天モバイル」アプリからも行えます。
というわけで、うまくすれば4月から携帯料金0円生活が始まります。
私はすでに約11ヶ月にわたり楽天モバイルのサービスを利用したうえで、まあなんとか使いものになるのでは?という判断をしたわけですが、まだ楽天モバイル未経験の方は、ひとまずサブ回線として利用してみるのがいいと思います。
ポイント還元を加味すれば端末も無料(それどころか、マイナス5,000円くらい)で手に入ります。
しばらく使ってから判断しても遅くないでしょう。
リンク:Rakuten UN-LIMIT VI(楽天モバイル)