PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)はヤフオク利用者なら口座を持っておいて損はない銀行です。
そのPayPay銀行のトークンアプリが使えなくなっているではないですか。その対策。
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)のトークンアプリ
PayPay銀行は取引時の本人確認の手段として、トークン(カード型)、トークン(キーホルダー型)、トークンアプリ(スマホアプリ)のいずれかを利用するようになっています。
いずれも取引時のワンタイムパスワードを生成するのに使います。
私は旧ジャパンネット銀行時代に発行されたキーホルダー型のトークンを持っているのですが、こうした専用トークンはそもそも有効期限が設定されていて定期的に再発行が必要な上、破損や電池切れによって利用できなくなる場合もあり、またこうしたものを安全に保管しておくのもわずらわしいため、少し前にスマホアプリ型のトークンに切り替えました。
スマホアプリ型トークンはスマホアプリで、事前にカード型やキーホルダー型のトークンを使って認証を済ませておけば、その後はそのアプリがトークンとして機能するようになるものです。
スマホ一台で取引が完結するのでたいへん便利です。
バージョンアップに伴うPayPay銀行トークンアプリの不具合
先日、引っ越し後の住所変更手続きのためPayPay銀行のトークンアプリを起動したところ、なぜか口座の登録ができていない初期状態に戻っており、もちろんその状態ではトークンとして機能するわけもなく、たいへん困ったことになりました。
調べてみたところ、PayPay銀行のトークンアプリがバージョンアップのタイミングで登録情報を引き継がないというひどいバグを持っているらしいことがわかりました。
リンク:トークンアプリ(iOS版)で登録情報の引き継ぎができない事象について(PayPay銀行)
トークンがなければ振り込み等の取引ができないので、メインバンクとして使っている人にとっては死活問題にもなりかねない話ですが、実際に問題が発生して自分で調べてようやくこんな事象があることがわかるようなしまつで、ちょっと困ったことですね。
で、上のリンク先に書かれているとおり、この問題が発生したときには手元のVISAデビット付きキャッシュカードかカード型トークンを使って復旧することになります。
しかし、私が持っているトークンはキーホルダー型。しかもキャッシュカードも旧ジャパンネット銀行のものなのでVISAデビットは付いていません。
リンク先には「上記のどちらにも当てはまらない場合」はVISAデビット付きキャッシュカードを発行せよと書かれていますが、私はすでに引っ越し済みであり、キャッシュカードはPayPay銀行に登録されている旧住所にしか送付されないのでどうしようもありません。
まずカード型トークンより始めよ
PayPay銀行はヤフオクの売上金の振り込み先としてのみ使っているので急いで解決する必要はないのですが、だからといって放っておくこともできません。
そこで、PayPay銀行のサポートチャットに連絡したところ、次のような手順でトークンアプリの再登録が可能だと案内されました。
・まず、PayPay銀行から旧住所に普通郵便でカード型トークンを送る
・郵便局に転居届を出していればカード型トークンは新住所に転送される
・届いたカード型トークンを使ってトークンアプリの再登録をする
・以後、トークンアプリを利用できる
けっきょく物理トークンからは逃れられない運命なのでしょう。
チャットから3日後にカード型トークンを発送したというメールが届きました。そこから配達までさらに4〜5日掛かるそうです。
もし同じような境遇の方がいれば参考にされてください。
リンク:トークンアプリ(iOS版)で登録情報の引き継ぎができない事象について(PayPay銀行)