Surface Book 2の13インチモデルを毎日使っているのですが、15インチに買い替えたらどうだろうという気持ちを拭えずにいました。
しかし、15インチモデルを試用した結果、わざわざ買い換える必要はないという結論に至りました。
その理由など。
Surface Book 2 13インチモデルの不満なところ
Surface Book 2の13インチモデルを毎日使っていますが、ほんの少しだけ気に入らないところがあります。
それは、以前にも書いた、ディスプレイを閉じると放熱が追いつかないという問題。
自宅で作業するときは据え置きの4Kディスプレイに接続しています。画面は十分に大きいので、マルチディスプレイである必要はなく、Surface側の表示は基本的には不要です。
ペン入力をしたいときのために、スタジオモード(ディスプレイが表になるように閉じた状態)で置いておければベストです。
しかし、ディスプレイを閉じた状態では、ディスプレイを表に向けても内側に向けても、負荷の高い処理を行うと、次第に処理が追いつかなくなってきます。
ディスプレイを開いてしばらくすると改善するので、ディスプレイを閉じていると放熱が追いつかず、自動的に発熱を抑える動作モードに移行しているためだと思われます。
仕方ないのでディスプレイを開いたビューモードで利用していますが、できれば閉じたままで使えるといいなというのが、15インチモデルに期待するところでした。大きくなって表面積が増えれば、より効率よく放熱できるんじゃないかと。
15インチでも改善ならず
そのようなことを考えながら、15インチモデルを試用した結果がこちらの記事です。
レビューしたのは私の13インチモデルと同じCore i7 / 16GB / 512GBという構成。ただし、dGPUは13インチモデルより強力なGTX 1060(6GB)です。
届くやいなや、スタジオモードで負荷が高めの処理を行いましたが、上の記事のとおり、結果は13インチモデルと変わらず。表面積が少々増えた程度では放熱性能にはあまり影響がない模様です。
というわけで、Surface Book 2を15インチモデルに買い換える作戦は実行されませんでした。
今から買うなら15インチモデルがお買い得
以上から、すでに13インチモデルを持っている人が、放熱の改善だけを狙って15インチモデルに買い換えるのは無意味です。
しかし、より広い画面や、より強力なGPUがほしいのなら、15インチモデルが魅力的なことには変わりありません。
また、これからSurface Book 2を買おうという方は、サイズと重さに納得できるのであれば、15インチモデルの方がお買い得なのは、上のレビュー記事にも書いたとおりです。
Surface Book 2(15インチ) | Surface Book 2(13インチ) | |
---|---|---|
Core i5 / 8GB / 256GB dGPUなし |
– | 20万664円 |
Core i7 / 8GB / 256GB dGPUあり |
– | 26万2,224円 |
Core i7 / 16GB / 256GB dGPUあり |
30万6,504円 | – |
Core i7 / 16GB / 512GB dGPUあり |
35万4,024円 | 33万6,744円 |
Core i7 / 16GB / 1TB dGPUあり |
40万,544円 | 39万7,224円 |
Core i7/16GB/512GBという構成で比較すると、価格差はわずか7,400円ほど。これでディスプレイが15インチになり、dGPUがGTX 1060(しかもメモリーは2GBから6GBへの大幅増量)になります。
持ち運びが苦にならない、または、持ち運びを考慮しないなら、Surface Book 2は15インチモデルがお買い得です。15インチなんて眼中にないという方も、少し視野を広げると良い買い物ができるかもしれません。
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