4,980円という激安価格で販売中の語学学習ソフト「ロゼッタストーン」の英語(アメリカ)版の学習を始めて約2か月が経ちました。
全5レベルのうち3レベル目までの学習を終えましたが、当初のレビューの印象よりは難易度が高めだと感じています。
レベル3までやってみた感想です。
ロゼッタストーン 英語(アメリカ)をレベル3まで進めた感想
ロゼッタストーンを2か月間やってみて、ボリューム面でも内容面でも、やっぱり侮れないなと感じています。
以下、その詳細です。
ボリュームはかなりのもの
ロゼッタストーンのカリキュラムは、全体が5つのレベルから構成されていて、各レベルには4つのユニットがあり、それぞれのユニットがさらに大きく4つのブロックに分かれています。
各ブロックには「コアレッスン」と呼ばれるブロック全体の学習内容を総覧するレッスンと、それに付随する細分化されたレッスンが含まれています。
各ブロックの学習のボリュームは、順調に学習が進んだ場合、ユニットの最初のものは1時間程度、2つ目、3つ目と進むごとに分量が増え、ユニットの最後のブロック(=4つ目のブロック)を消化するには1時間半から2時間程度掛かります。
私は平日・土日を問わずほぼ毎日1ブロックずつ消化するペースで進めてきましたが(すごく大変でした)、2か月やってようやくレベル3が終わったところです。
これまでのところ、私にとってはわりとすんなり理解できる内容が大半なので、同じ項目を学習し直すようなことはしていませんが、それでもこれだけの時間が掛かっています。
やはり、ロゼッタストーンの学習ボリュームは膨大だということがわかります。
かりにこのペースで残りの2レベルを消化できたとしても、全5レベルを学習するのに3か月では足りないということになりそうです。まだ先は長い。
内容もわりと高度に
当初のレビューでは「内容は中学英語プラスα程度」のように書いていましたが、レベル3で既に高校英語の内容がバンバン出てきています。
例えばレベル3では次の項目に該当する内容が出てきますが、これらはいずれも高校英語の範囲だと思います。
- 不定代名詞「one」「other」
- itの特別用法
- 仮定法過去
- 強調構文(It is ~ that)
- 受動態
- 時制の一致
これらの内容を文法的説明なしに例文と写真だけで学習していきます。
レベル1でレッスンのたびに「Hello」「Hello」から始まっていたのが遠い昔のようです。
レベル5までしっかりやり通せば、かなりの学習効果が期待できるんではないかと思います。
it/this(these)/that(those)やa/theの使い分けが体に染み込むような気がする
ロゼッタストーンでは写真と例文だけで学習を進めていきます。
例文の中には代名詞として「it」や「this(these)」や「that(those)」が、また冠詞として「a」と「the」が大量に登場します。ほぼすべての例文に含まれています。
で、これらをその状況を示す写真とともに大量に浴びていると、その使い分けの基準が徐々に体に染み込んでくるような気が(なんとなくではありますが)します。
このあたりは、すべての例文に写真が添えられているロゼッタストーンならではの効果ではないでしょうか。
初級レベルから高校英語レベルまでを4,980円で振り返れる
「ロゼッタストーン 英語(アメリカ)」を2か月間学習した印象としては、ボリューム的には当初感じたとおりとても充実していることを再確認でき、内容的には思っていたよりもかなり高度なレベルまでカバーされていそうだと感じています。
発声を伴うレッスンではリアルタイムに状況を判断して適切な(そして、ロゼッタストーンが正解だと認める唯一の表現で)応答をしなくてはならないので、焦ってうまく答えられずに悔しい思いをしたりします。
「Hello」「Hello」の超基本レベルから高校英語まで、英語学習の取っ掛かりとしては十分に使いでのある教材です。4,980円はやはり破格の安さだと思います。
これだけで完結させるのも良し。英会話学校などお金の掛かる学習方法へ進む前の肩慣らしとするのも良し。これだけに数か月を費やしても無駄じゃないと言えるレベルの内容があります。
というわけで、英語学習の入り口としておすすめのロゼッタストーンを2か月続けた感想でした。
4,980円で販売されるのは、ひとまず2017年6月末までです。ご購入はお早めに。
システムや学習の進め方などについては、以下の記事にとても詳しく書きました。