春だからなにか新しいことを始めたい。というわけで、新しい言葉を学ぶことにしました。
1年あれば小学校から大学までの科目授業時間を超えるほど勉強できます。
これまでの人生で英語の授業を受けた時間数は?
なにかを勉強しようと思ったら、どれくらいの期間でどれくらいの成果を得られるのかが気になります。
何かと時間の制約が多い大人ならなおさらです。
で、誰かの体験談をもとに判断したりするのですが、やはり人によって勉強の成果の出方は様々で、他人の経験をそのまま自分に当てはめられるとは限りません。
できれば自分の経験をもとにして勉強時間数とそこから得られる成果の関係の目安を得たい。
ということで、日本で教育を受けた方なら誰でも経験があるはずの、学校での英語の授業時間数に着目しました。
小中高大(16年間)の英語の授業時間数は約740時間
学校の英語の授業時間数はベネッセのこちらの資料で確認できます。
リンク:ベネッセ教育研究開発センターが選ぶ「調査データ クリップ! 子どもと教育」 英語教育 〜第1回〜(ベネッセ)
資料によると、現在の日本の学校教育における英語の授業時数は、小学校から大学までの合計で736.4時間だそうです。(1時間は1コマではなく60分)
私の頃は小学校で英語の授業(外国語活動)はなかったのですが、合計の時間数はそれほど違わないだろうと思います。
中・高の6年間、毎週何時間も受け続けたあの英語の授業も、数字にしてみると700時間くらいだったのかと、少し意外にも感じます。
736時間/365日=約2時間
さて、学校で教わる英語の授業時間数と同じだけの勉強をしようとしたら、どれくらいの強度でやればいいのでしょうか?
答えはかんたんです。
736時間を1年の日数(365日)で割ると、1日あたりの勉強時間は2時間強。
毎日なんとか2時間捻出することができれば、1年で大学までの英語教育と同じだけの勉強ができます。
大学で教わる分(上の資料では90時間)を省けば、1日あたり1時間50分くらいです。
高3までの英語教育はなかなかハイレベル
1年間、毎日欠かさず1時間50分勉強したとして、どれくらいのレベルに到達できるのか?
下のリンク先の記事を見ると、記事が書かれた時点で発表されている英語教育の改訂内容では、高校卒業段階で語彙数4,000〜5,000、英検2級レベルの力を習得することを目標とされているようです。
リンク:高校卒業までに英検2級レベルが目標!?(SHUEI勉強LABO)
これを素直かつシンプルに解釈すると、1年間まじめに勉強してその内容をしっかり身につければ、ゼロから始めて英検2級レベルにまで到達できるということです。
あるいは、上智や慶応あたりの、わりと難しいといわれる英語の入試問題だって、それなりに解けるようになるんじゃないかとも言えます。
ちょっと乱暴な話であることは重々承知の上ですが、しかし、これはなかなか夢のある話だとも思います。
外出も外食も休日のレジャーも何かと制限がある今の状況では、毎日2時間の学習時間を捻出するのはそれほど難しいことではありません。
その時間をなにかの科目の勉強に集中的に投下すれば、たった1年でまとまった成果を得ることができるかもしれないのです。
5,000時間でネイティブレベルの聴解・読解ができるように
ちなみに、最初に挙げたリンク(これ)の記事にはもう一つ別のことも書かれています。
それは、カナダでの英語とフランス語のバイリンガル教育において「5,000時間くらいかけると、聞く力・読む力が母語話者レベルかそれ以上に達し、話す力・書く力は母語話者レベルに近づく」という研究結果があるということです。
5,000時間といえば、1日2時間のペースなら7年弱、1日3時間にすれば4年半くらいで到達できる時間数です。
まあ、なかなかの学習時間ですが、これでなにかの外国語をネイティブレベルで操れるようになるとすれば、悪くない話だと思います。
夢が広がりますね。
手始めにロゼッタストーンをやってみるのがおすすめ
さて当サイトでは、以前に言語学習ソフト「ロゼッタストーン」を使って実際に英語を勉強してみるテストをしたことがあります。
経緯や成果は下の記事から確認していただけます。
当時の記録によれば、1日2時間くらいロゼッタストーンで勉強しつづけて、ぜんぶやり通すのに約3ヶ月掛かりました。土日と祝日はサボっていたので、詰めてやれば2ヶ月くらいに短縮できるはずです。
それで上の記事のような成果を得ることができました。
最初の2〜3ヶ月をロゼッタストーンから始めて、その後、適切な印刷教材などを手に入れてレベルアップしていけば、1年後にはそれなりに大した状態になっているのではないでしょうか?
そして、それを毎年繰り返せば、何年か後にはわれわれもポリグロットに仲間入りできるかもしれません。
ということで、私もとある言語の勉強をスタートさせています。
ここで紹介できるような成果があるかどうかは、1年後のお楽しみです。
リンク:ロゼッタストーン 英語(アメリカ)(ソースネクスト)
リンク:ロゼッタストーン 製品ラインナップ(ソースネクスト)