Surface Laptop Goのキーボードレイアウトは今後の日本語キーボードのスタンダードになる?

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Surface Laptop Go - 2 Microsoft/Windows
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Surface Laptop Goが発表され、すでに予約受付も始まっていることは先日紹介しましたが、そのキーボードに独自のアレンジがされていることは知りませんでした。

日本語入力をオン・オフする手段はもうこれを標準にすればいいと思います。


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Surface Laptop Goの日本語キーボードで日本語入力をオン・オフする方法

問題のSurface Laptop Goはこちら。

12.4インチとやや小ぶりなディスプレイを搭載しつつ、ちょうどいいスペックのCPUとRAM・ストレージ容量を持ったSurfaceシリーズの新作です。

Surfaceシリーズ伝統のペン入力機能は省略されましたが、普通のラップトップとして使いたい人にとっては却って好都合な仕様とも言えます。(画面のタッチ操作は可能です)

さて、このSurface Laptop Goでは日本語キーボードのレイアウトで新しい試みがされているそうです。

曰く…

「(略)今回より新たな日本語キーボード レイアウトとして [あ] キー (ImeOn)、 [A] キー (ImeOff) を搭載することで直感的に日本語入力と英字入力の切り替えができるようになり、日々の文章作成をさらに効率化します。」
リンク:新たに Surface Laptop Go、Surface Pro X のアップデート、アクセサリを発表(マイクロソフト)

「あ」キーはスペースバーの右隣、「A」キーはスペースバーの左隣。つまり、従来「変換」と「無変換」があった場所に置かれることになります。

Macの日本語キーボードの「かな」「英数」と同じやり方で日本語入力のオン・オフを切り替える専用キーが設けられたということです。

Mac日本語キーボード

従来の標準的な日本語入力オン・オフの手段である「半角/全角」キーによる方法は、任意の時点で日本語入力がオンなのかオフなのかをユーザーが認識していなければならず、日本語入力をしたいのに英字を入力したり、その逆だったりのミスが絶えませんでした。

その点、今回の「あ」「A」キーによる切り替えなら、日本語を入力したいときにはとりあえず「あ」を押してから入力し始めればよく、英字なら「A」を押してから始めればいいということで、シンプルで間違いのない方法になりました。


Windows 10 May 2020 Updateで前兆があった

この「あ」「A」方式の前兆は5月にリリースされたWindows 10 May 2020 Updateからありました。

May 2020 Updateで更新された日本語IMEでは、日本語キーボードの「変換」「無変換」キーをそれぞれ日本語入力を有効化・無効化するキーにするオプションが追加されていたのです。

Windows 10 May 2020 Update keyboard options - 1

このため、最新のWindowsではSurface Laptop Goのようなレイアウトではない一般的な日本語キーボードでも、キートップの印字さえ気にしなければ「あ」「A」方式と全く同じやり方で日本語入力のオン・オフができるようになっています。

今回のSurface Laptop Goの仕様はそれを一歩進めて、キートップの印字の変更と、おそらく上記設定をデフォルトで有効にするOSのカスタマイズがセットで行われているのだと思われます。


ユーザーの反応次第でこの仕様が標準になる可能性も

Microsoftがこの仕様をSurface Proシリーズや13.5/15インチのSurface Laptopシリーズではなく、Surface Laptop Go限定で入れてきたのは、ユーザーの反応を見る「お試し」的な意味があるのではないかという気がします。

Surface Laptop Goの評判が悪くなければ今後はこの仕様をSurfaceの標準にしていくし、そうでなければそっとフェードアウトしていこうということかと。

そして、うまくいけば前記May 2020 Updateのオプションの利用率なども踏まえて、PCメーカーに「みんなでこの仕様にしませんか?」と働きかけたりもするでしょう。

もしも将来この仕様が一般的になったとすると、いま日本語キーボードにある「半角/全角」のキーは不要になるはずです。

そのスペースをMacの日本語キーボードのように「1」キーの幅を広げて押しやすくするか、代わりになにか有用なキーを配置して利便性を上げるか、PCメーカーやキーボードメーカーにとっても工夫のし甲斐のあることだと思います。

個人的にはそのスペースにEscキーを下ろし、ファンクションキーを全部なくして、縦方向に一段分小さい日本語キーボードが今より多く現れるんじゃないかと期待しています。

というわけで、Surface Laptop Goはキーボードにも要注目という話でした。

リンク:Surface Laptop Go(マイクロソフトストア)
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