Surface Pro 4とSurface Bookについて、スリープ中にバッテリーが減ってしまう問題が一部で取り沙汰されています。
Surfaceのバッテリー問題とその解決方法のいろいろ。
スリープ中にバッテリーが減ってしまうらしい
いくつかのメディアでSurface Pro 4とSurface Bookのバッテリー残量がスリープ中にも関わらず大幅に減ってしまう現象が取り上げられています。
techradar 「Surface Book and Surface Pro 4 battery life woes caused by Windows Hello?」
http://www.techradar.com/news/mobile-computing/laptops/surface-book-and-surface-pro-4-battery-life-woes-caused-by-windows-hello–1308020
WinBeta 「Some Surface Book and Surface Pro 4 units suffering battery drains while sleeping」
http://www.winbeta.org/news/surface-book-surface-pro-4-units-suffering-battery-drains-sleeping
新しい製品にトラブルはつきものですが、スリープ状態からペンのボタンひとつですぐに起動して使い始められるのがSurfaceシリーズの大きな売りポイントなので、スリープ機能の使い勝手が悪いのは致命的ですね。
解決策になりそうなこと
techradarの記事でも取り上げられていますが、Windows Helloが何か悪さをしているのでないかという指摘があります。
Windows CentralにはWindows Helloをオフにしてバッテリーライフを長くする手順が載っています。
Windows Central 「Disabling Windows Hello may save you battery life on Surface Pro 4, Surface Book」
http://www.windowscentral.com/disabling-windows-hello-save-battery-surface-pro-4
日本語表示だと次のようになります。
左側の「サインイン オプション」を選んで、右側に表示されるWindows Helloで顔認証の情報を削除するというものです。
また、別の方法として、バッテリーのドライバーを更新するというものがあります。
スタートメニューを右クリックして「デバイスマネージャー」を選択します。
デバイスマネージャーで「バッテリ」を開き、「Microsoft ACPI-Compliant Control Method Battery」をダブルクリックします。
表示された画面で「ドライバー」タブを開き、「ドライバーの更新…」をクリックします。
「ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索します」をクリックして、見つかった最新のドライバーをインストールします。
Surface Pro 4やSurface Bookでは、この方法でドライバーをアップデートできる場合があるようです。
早めの対策を
スリープだとバッテリーが持たないとか、それを回避するためにWindows Helloをオフらないといけないとか、ユーザーが手動でドライバーを更新しないといけないとか、ちょっと締まらない感じですが、この問題はちょっと検索しただけでいくつも見つかる程度に広まっていますので、Microsoftもじきに対応してくると思われます。
それまでの間は、ドライバーを最新のものにアップデートしつつ、それぞれの優先順位に応じてスリープなり顔認識なりをオフにして対応するほかないようです。