旅の様子を手軽に撮影しようと思ったら、GoProを使うのが何より簡単です。
そして、撮影時間が長くなりがちなGoProでは予備のバッテリーを用意しておくのが安心。
というわけで、予備バッテリーとしてVemicoのバッテリー&チャージャーセットを手に入れました。
GoProには予備バッテリーが(ほぼ)必須
旅行に出かける時、なるべく荷物を増やさずにカメラを持っていくとしたら、GoProはかなり有力な候補になります。
小さくて、軽くて、本体だけで防水性能があり、衝撃にも強いので、普通のカメラのような繊細な扱いが不要です。
一眼や高級コンデジでは「レンズやファインダーに指が触れたらおしまいだ」と恐るおそる扱わないといけないものですが、GoProならそんな心配はいりません。レンズの前には透明のカバーが付いているので、曇ったら指で拭うくらいのラフな扱いも可能です。カバーに傷が付いたらカバーだけ交換すればいいのです。
だから、むき身でポケットやバッグに放り込んでおいて、撮りたくなったらガッシリ掴んで取り出せばOK。
小さな三脚を一緒に持っていけば、ふつうの写真や動画だけでなく、タイムラプス動画(それも昼だけじゃなく夜景や星空も!)を撮ることもできます。
GoProの超広角レンズで雄大な景色をタイムラプス撮影すると、迫力のある映像になりますよ。
GoProのバッテリーはせいぜい1時間しか持たない上に値段が高い
GoProに同梱されている純正バッテリーで撮影していると、4K解像度の30フレーム/秒の設定でもせいぜい1時間。60フレーム/秒にするとそれよりもずっと短い時間でバッテリーが切れてしまいます。
タイムラプス動画のように数分以上の連続撮影を何度も繰り返していると、やはりバッテリー残量が心配になります。
安心して撮影するためには、予備のバッテリーを複数用意しておく備えが肝心です。
それならと、GoPro純正の予備バッテリーを見てみると…
めちゃくちゃ高いです。
バッテリー単体でも2,000円以上、2個同時に充電できるチャージャーとのセットになると5,000円以上もします。
予備のバッテリーは2個か3個は持っておきたいので、チャージャーと合わせると1万円近い追加の出費になってしまいます。これは痛い。
当然の帰結としてサードパーティ製品を探すことになるわけで、そうして選んだのが今回紹介するVemicoのバッテリーとチャージャーのセットです。
バッテリー3個とチャージャーのセットで純正よりもはるかに安い
Vemicoのバッテリー&チャージャーセットがこちら。
バッテリー3個(ケース付き)、3本同時に充電できるチャージャー1個、チャージャーを電源と接続するケーブル1本のセットになります。
バッテリーは鮮やかなオレンジ色。バッグやポーチの中などでも見つけやすそうです。
当たり前ですが純正品と同じ形状・サイズです。
GoPro HERO7 Blackにセットするとこのとおり。取り出すためのベロも純正と同じように付いています。
初期状態でも多少充電されているようですが、使用前にはちゃんとフル充電しましょう。
ケースの方は立方体に近い直方体。
実測では47 x 53 x 50mm(幅 x 奥行 x 高さ)といったところです。
背面にはUSB Type-Cのポートがあり、ここに付属のケーブルを接続して充電します。
中にはバッテリーを3つセットできるスロットがあります。
セットするとこのとおり。
実際に充電してみるとこうなります。充電中は背面の青いLEDが点灯。
正面のLEDも点灯します。
正面のLEDはバッテリーの充電状況により色が変わる仕組みです。
誰でも簡単に使えますね。
これ1セット持っていればGoProのバッテリー問題はほぼ解消するはずです。フル充電して使ってみましたが、純正品と遜色なく使えます。
なお、4K60pをたくさん撮影するなら2セット持っているのが安心だと思います。
充電に関する注意事項
このようにGoPro使いにおすすめできるVemicoのバッテリー&チャージャーセットですが、付属のチャージャーに関してちょっとした注意事項があります。
さきほど紹介したとおり、このチャージャーにはUSB-Cのポートがあります。ここに外部から電力を供給してバッテリーを充電する仕組みです。
注意事項というのは、USB-Cなら何を接続しても充電できるわけではないということです。
たとえばここにMacBook ProやiPad Pro(2018)のACアダプター&USB-Cケーブルを接続してみても充電は始まりません。
また、先日紹介したAnkerの窒化ガリウムを使ったACアダプターを接続してもダメです。
おそらくUSB PDのネゴシエーションに対応していないせいだと思いますが、それはこの製品の仕様なので文句を言う筋合いではありません。
充電は必ず付属のケーブルで行うと覚えておきましょう。
手元で確認した範囲では、付属のケーブルを使う限り、電力の供給元はPCのUSBポートでも、モバイルバッテリーでも、ちゃんと充電できました。
持ってて安心、予備バッテリー
以上、GoProをちゃんと運用しようとするとどうしても必要になる予備バッテリーの話でした。
GoPro HERO7 BlackはUSB-Cポートから給電を受けながら撮影することもできるので、たとえばモバイルバッテリーをポケットに入れて、そこからUSB-CケーブルをGoPro本体に接続して撮影することも可能ではあります。
しかし、それではGoPro本来の軽快さが損なわれますし、防水性もありません。見た目もちょっと異様なので、できればちゃんと専用のバッテリーを使うのがいいでしょう。
というわけで、実用性と経済性を兼ね備えたVemicoの互換バッテリーセット、GoProのお供に検討されてみてはいかがでしょうか?