Galaxy S22シリーズが発表されました。
最上位モデルのGalaxy S22 Ultraが欲しい!でも、日本のGalaxy事情にはちょっとモヤッとするものがあります。
Galaxy S22 UltraはGalaxy S22 Noteだった
Galaxy S22 Ultraの最大の特徴はスタイラスを内蔵した「Note」デバイスだということです。
2021年には登場しなかった「Note」がGalaxyシリーズのフラッグシップとして復活した形です。
このようなスタイラス内蔵デバイスを見せられると、HandspringのVisorとか、HPのJordanaとか、SonyのClieなんかを使っていたのを思い出して懐かしい気持ちを禁じえません。
先代のGalaxy S21 Ultra 5Gはわりと高評価だったと記憶していますので、そこからさらにNote化までされたとなるとGalaxy S22 Ultraが欲しくなるのは自然な成り行きです。
Galaxyは日本では買いたくないけどFelicaは欲しい
S21 Ultra 5Gは日本国内ではドコモとauから発売されました。
ともにFelicaに対応する国内向けカスタマイズが施されたものですが、一方でSIMはシングルSIM化され、対応周波数も発売元のキャリアに最適化されたものでした。
デュアルSIMやより柔軟な対応周波数を求めて海外版を選ぶとFelicaが使えなくなります。
ahamo/povo/LINEMOの登場、SIMロックの禁止、違約金の廃止等によってキャリアの乗り換えが柔軟にできるようになったり、Rakuten UN-LIMITなど基本無料プランのおかげでデュアルSIMの用途が広がっている中で、余計なカスタマイズで高価な端末の使いみちが狭められるのは、ユーザーサイドから見れば全く不毛なことです。
今年からは海外旅行に出かける機会も増えるでしょうから、そんな場面でも対応周波数の幅広さやマルチSIMの恩恵を受けやすくなるはずです。
こういう諸々を踏まえると、やっぱりiPhoneかPixelにしておこうという無難な選択に落ち着いてしまうわけで、Samsungさんとしても旨みのない状況になってしまうんじゃないでしょうか?
S22 Ultraが余計な縛りをなくしつつ、Felicaのような国内向け便利機能にも対応する、理想的な端末になることを願ってやみません。
なお、海外SIMフリー/デュアルSIM版は近日発売予定とのことです。
リンク:【SIMフリー】 Samsung Galaxy S22 Ultra 5G Dual Sim SM-S9080 1TB Burgundy (12GB RAM)(イートレン)