2018年のMac miniに期待すること

スポンサーリンク
Mac mini 2018 expectation - 1 Apple
記事内に広告が含まれています。

この秋の製品発表のタイミングで、Mac miniの新型も発表されるのではないか、という話が出ているようです。

かつて、PC買うならMac miniがコスパ最強という時代があったように記憶していますが、そんな時代が戻ってくるのでしょうか?


スポンサーリンク

新しいMac miniに期待すること

現行のMac miniは第4世代 Intel Core i5-4xxxU、Core i7-4578U(いずれも2コア)を搭載した、約4年前に発売された2014年モデルです。Macの中では最も安価に手に入りますが、それ以前のMac miniを知っている人にとっては、あまり魅力を感じられない製品です。

というのは、その前の2012年モデルには4コアモデルがラインアップされていて、これがマルチコアの性能では歴代最高のMac miniとなっているからです。

2012年モデルはユーザーによるRAMの増設も可能だったので、RAMを目いっぱい増設して、Thunderbolt 2でSSDを接続してブートドライブにすれば、信じられないほど安価に高性能なマシンを仕立てることができました。

4K解像度の出力はできませんでしたが、当時はFull HDが出れば十分だったこともあり、問題にはなりませんでした。

だから、新しいMac miniには、安価でまずまず高性能なMacを仕立てるベースになるような仕様を期待してしまいます。

ちなみに、Mac miniがアップデートされるという話は、Bloombergのこちらの記事に書かれています。

第8世代 Intel Core i7 Hシリーズ以上に対応してほしい

まず、プロセッサーは超低消費電力仕様のUシリーズではなく、MacBook Pro 15インチモデルと同じ、ハイパフォーマンス・ラップトップ向けのHシリーズやHKシリーズを搭載してほしいです。

ここがUシリーズ止まりになってしまうと、ただのMac入門機になってしまいます。
持ち歩きもできず、ディスプレイ、キーボード、マウスを別に用意しなければならないというディスアドバンテージを抱えて、「誰が買うの?」という中途半端な機種にならないように、パフォーマンスを下げすぎないよう注意していただきたい。

RAMをユーザーが増設できる仕様を復活させてほしい

2012年モデルまでユーザー自身が増設可能だったMac miniのRAMは、2014年モデルでは一切手出しできない仕様になってしまいました。

2012年から2014年までの2年間で、パフォーマンスが大して上がらなかった(一部では下がった)のに、アップグレードの自由度まで制限したことが、現行のMac miniが低迷している大きな理由だと思います。

iMacの27インチモデルでは、今でもユーザによるRAMの交換・増量が許されているわけですし、Mac miniでそうできない理由はないと思うのですが。

ストレージはSSDをベースにしてほしい

現行のMac miniは、店頭販売モデルのうち下の2つがHDD、最上位のものが1TBのFusion Driveを搭載しています。

Fusion Driveモデルは、カスタマイズで256GBのSSDに変更しても同価格です。

今さらHDDモデルということはないでしょうから、昨年のiMacの例に倣ってFusion Driveを基本にした構成になりそうな予感がしますが、ぜひSSDモデルも標準のラインナップに加えてほしいところです。

動画や音楽のサブスクリプションサービスが一般的になった現在、ローカルストレージはそれほど大量になくても困らないし、Mac miniはデスクトップモデルなんだから、必要になったら外付けで増設すれば済むことです。その代わりに、普段使いのパフォーマンスに直接影響する内蔵ストレージは、より高速なSSDにするのが、ユーザーメリットにつながる選択だと思います。

Thunderbolt 3ポートを搭載してほしい

USB 3.1 Type-CではなくThunderbolt 3がほしいということです。

Thunderbolt 3接続の超高速な外付けドライブとか、LGのUltfaFine Displayとか、Thunderbolt 3でつなぎたいものはいろいろあります。

そして、ついでにiMacのようにUSB Type-Aもあれば言うことありません。

4K/60Hz以上の解像度に対応してほしい

現行のMac miniはHDMI接続で4K/30Hzまでの出力に対応していますが、2018年に発売する製品なら、少なくとも4K/60Hzを2画面、5K/60Hzなら1画面は出力できるようにしていただきたいです。

スマホやアクションカメラから、コンパクトカメラやデジイチまで、身近にあるカメラで4K映像を撮影できるのが当たり前になり、動画配信でも4Kサービスが存在する以上、4K出力に対応しないというのはさみしすぎます。

HDMIポートは残しておいてほしい

Thunderbolt 3ポートを付けたとしても、HDMIポートは残しておいてほしいです。

Thunderbolt 3(またはUSB Type-C)で接続できるモニターはまだ限られていますし、値段もかなり高いものが多いです。USB-CからHDMIやDisplayPortへの変換ケーブルは売られていますが、ほぼ全員がこれを使う状況はあまりスマートではありません。


そうは言っても楽しみなMac mini

Appleが4年もMac miniをアップデートしていないのは、きっと大して売れていないからだろうと思うわけです。

モニターやキーボード・マウスを接続せずに、サーバーとして運用するなら、安くて場所を取らないので便利ですが、一般のユーザーが仕事や趣味で使おうとすると、最小限の周辺機器は必要ですし、デスクトップPCとしてはパワーも不足しています。

もしも今年AppleがMac miniをアップデートするとすれば、ちゃんと売れる商品に仕立てようとするはずです。

とすれば、上に挙げた要望はそれほど的外れではないでしょう。

ぜひ、一般ユーザーが買いたくなるようなMac miniを復活させていただきたいです。

リンク:Mac mini(Apple)


タイトルとURLをコピーしました